2025-11-14 12:00 追加
春高予選決勝で対決した2人が共に高みを目指す。埼玉上尾メディックス・山中宏予「この場所でプレーできていることに感謝」、入澤まい「当時、細田学園にボコボコにされたのを思い出しました(笑)」 SV女子
埼玉上尾メディックスが春高予選決勝を併催
SV女子
バレーボールSVリーグ女子の埼玉上尾メディックスが面白い試みを行った。
春高(春の高校バレー)埼玉県予選の決勝をSVリーグの試合と併催したのだ。
会場はサイデン化学アリーナさいたま。
結果として、高校生に晴れやかな舞台を提供することが可能になり、普段トップリーグを観戦する機会の少ない層がSVリーグを体感する機会にもなった。

11月8日は女子、11月9日は男子の決勝が行われたが、特に女子はSVリーグにも多数のOGを輩出する細田学園と春日部共栄との決勝になり、大いに注目された。
(細田学園がセットカウント3-1で勝利)
埼玉上尾メディックスにも両校の卒業生がいる。
山中宏予と権田寛奈が細田学園、入澤まいが春日部共栄の出身だ。
特に山中と入澤は同学年で、過去にこのサイデンアリーナで春高予選の決勝を戦っている。
その2人から今回の試みに対するコメントをもらったので紹介したい。
●山中宏予選手(細田学園卒業生)

このあとすぐ自分たちの試合でしたので決勝戦は配信で見ました。
会場も私たちの時と一緒で当時を思い出しました。
優勝した細田の選手たちがそのまま残ってくれて、私たちの試合も応援してくれました。
いろいろな思いが重なって、感無量です。今この場所でプレーできていることに感謝しながら今日は自分たちの試合をしました。
●入澤まい選手(春日部共栄卒業生)

私もすごく懐かしい気持ちになりました。当時、細田学園にボコボコにされたのを思い出しました(笑)
春日部共栄の選手たちにはちょっと残念な結果になってしまったので、私も一緒に少し悔しい気持ちになりました。
後輩たちが頑張っている姿を見て刺激を受けて、今日は普段と違う気持ちで試合に入れたと思います。
SVリーグと同時開催。コートはタラフレックスで高校生には恵まれた環境での試合。自分たちの時と比べて羨ましく感じた部分はあったのだろうか?
山中:羨ましいというわけではないですが(笑)、タラフレックスは本戦でも使用すると思うので、環境に慣れるという点でもいい機会になってくれるのではと思いました。
入澤:私は羨ましいなと思いました(笑)。高校生が県大会からそういう環境で試合ができるのはすごくいい経験ですね。SNSも普及して、外に情報が出せる時代にもなってきています。そういったところもいいですね。
入澤まいは今季現役復帰。復帰を決めた理由の一つに
「同世代が日本代表を目指して頑張っている姿を見て、もう一度代表を目指したいと思った」
と語っている。
その同世代の一人が山中宏予であることは疑いないであろう。
メディックスの優勝、日本代表での活躍。
ポジションも同じミドルブロッカーの2人は共に高みを目指す。
撮影 堀江丈
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