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会見・コメント

2025-11-21 06:00 追加

VC長野・松本慶彦「スタートで出るからには次の日のことは考えず、とにかく目の前の試合に集中することだけを心掛けている」 SV男子会見

VC長野会見 SV男子

SV男子

11月07日に国立代々木競技場第二体育館(東京都)で開催されたバレーボールSVリーグ男子、東京GB vs VC長野の試合後、VC長野の会見をお届けする。

■VC長野トライデンツ

●松本慶彦選手(ミドルブロッカー)
非常に悔しい試合でした。
第1セットはサーブも機能し、いい形だったと思います。
第3セットはいつも入りが悪いので意識して入ろうと言ったのですが、グレートベアーズさんのサーブも第1セットに比べると走っていました。
そこのサイドアウトと、うちのチームの1つの課題であるブレイクが取れていなかったと思います。
そこをもう少し頑張れたら(第4セットのデュースの場面で)取れたかなと思いました。
いいところもあったので引き続きサーブとディフェンスをやって、最後の攻撃を決めきれるように修正したいです。

●オスカー・マドセン選手(アウトサイドヒッター)
松本選手が言った通り、すごい悔しいゲームとなりました。
マシュー(ニーブス)選手が途中で足を攣ってコートから外れて、その後に工藤(有史)選手もコートから離れて、やっとマシュー選手が戻ってきたという感じでした。
メンバーの入れ代わりが続き、大事な時に全員がコートの中で万全な状態ではなかったというのが悔しいです。
あとは簡単なプレーを完璧にしないといけませんが、そこでミスがあったところが課題です。
第1、2セットはとても良かったですが、第3、4、5セットは集中してやっていかないといけません。
私たちは若いチームなので、これを糧に次の試合に向けてもう一度頑張りたいと思います。

――2人に。2人とも出場はしていなかったが、第2節GAME2と同じような形で負けたが、そこを勝ちきるためには何が必要か。
松本:長い5セットの間の集中力もそうですし、オスカー選手が言った通りイージーなミス、僕も1本終盤でクレク選手のイージーなティップを下半身がぐらつき、相手にいいボールを返してしまう場面がありました。
そういうところまで全員きっちりやって、取り切るところを取り切らないといけません。

マドセン:チームに戻ってきて、どれだけ頑張っても勝ったり、負けたりするということがあるということです。
先週と全く違ったメンバーでプレーしていて、工藤選手の代わりに入った佐藤選手が崩れずによく耐えたのは先週の試合があったからだと思います。
より良いものを経験から学んでいくことが大事だと思います。
それはメンタル、体、技術的な面でも1週間の中で試合、練習、試合、練習なので、そこを集中して練習でやったことを試合できちんと出せるサイクルを作るのが大事だと思います。

――2人とも今日のパフォーマンスは良いと思ったが、それを踏まえて明日はどのようなプレーをしたいか。
松本:次の試合まであまり時間がないので、体を回復してベストのパフォーマンスをやることだけです。

マドセン:タイトなスケジュールは変えられないことなので、明日来てまた勝つだけです。

――松本選手に。昨シーズン出場機会がない中で、今シーズン移籍してからスターターでプレーをしているが、コンディション面をどのように作っているか。
松本:特にこの日出場して欲しいとは言われていません。
自分のできることは精一杯やろうと思っています。
今の若い選手には僕のような年齢(44歳)でやってる人には負けたくないと思って欲しいですし、その中でスタートで出るからには次の日のことは考えず、とにかく目の前の試合に集中することだけを心掛けています。

――マドセン選手と松本選手でコート内でエネルギッシュな動きで声掛けなどをしているように見えるが。
松本:チームが若いということもありますが、長いシーズンの中で浮き沈みがあります。
セット毎にもいい時、悪い時がありますが、悪い時に鼓舞をしています。
いい時は何もしなくても皆が声を出していますが、出ない時に喋ることをやめないようには心掛けています。

――出場機会のなかった昨シーズンからどのように動きを戻してきたのか。
松本:夏場はボール、ウエイトトレーニングを若い選手と一緒にやるのは難しいです。
体を自分の思うように動かせることが一番大事だと思います。
そこにフォーカスしてトレーニングなり、走り込みというか心拍を高めるような運動を夏場やったので、それが今は良かったと思います。

――今日もフルセットで最後まで活躍していたが。
松本:先ほども言いましたが、明日のことは考えていませんでした。
周りが倒れていく(ニーブス、工藤選手が足を攣り途中交代しあとで復帰)ので、自分は倒れてたまるかということを考えながらやってやるぞという思いでやっていました。

――プレーをすることに対するモチベーションをどのように保っているか。
松本:あまり年齢は考えずに、僕は逆に若い選手から刺激をもらっています。
そこで舐められちゃいけないというのもあります。
反骨心ではないですが、それをやっているのが自分の中では、バレーボールやってて楽しいという思いが出てきたのかなというところです。

――マドセン選手に。20歳ぐらい違う年齢の選手と一緒にプレーをしてどのように感じているか。
松本:プロキャリアの中で経験のある選手と一緒にプレーするのはすごい貴重なことです。
今日第5セット、2週間前の日鉄堺ブレイザーズとの2戦を見ても、緊張はしていると思いますが、常に冷静さを失わないで縮こまらないのは経験から来ると思います。
そのことがさらに彼をオーラがあるというか、大きく見せていると思っています。

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