2025-11-21 07:00 追加
大阪B・西田有志主将「自分たちが何ができるのか、何をしないといけないのかというのを常に俯瞰しながら見続けているところが僕の中でのメンタルに余裕がある部分」 SV男子会見
大阪B会見 SV男子
11月09日に三島市民体育館(静岡県)で開催されたバレーボールSVリーグ男子、東レ静岡 対 大阪Bの試合後、大阪Bの会見をお届けする。

■大阪ブルテオン

●西川馨太郎選手(ミドルブロッカー)
結果的にストレートで勝つことはできましたが、ラリーが長くなって、 それでも粘り強く自分たちがポイントしたのが一番の収穫でした。
●富田将馬選手(アウトサイドヒッター)
2日目は一番タフな試合になると思っていました。
きちんと自分たちのチームがクオリティ高くできていたので、続けていきたいと思っています。
3-0で昨日に続いて勝てたことは良かったと思います。
●西田有志選手(オポジット)※主将
僕自身の昨日から今日のパフォーマンスをしっかりと立て直せた部分があり、個人的には良かったと思います。
こういうシビアでギリギリの戦いになる時は、我慢することがメインになることが多くなると思います。
僕たちの中ではそういったマインドではなくやることをやれば点数は取れるので、僕の中では我慢はネガティブというか受け身になる部分があります。
そこはあまり捉えすぎず、チームの中では常にそういう風に声をかけています。
第1セットの最後の長いラリーをああいう風に取れたところは非常に大きかったです。
誰も足も止めなかったところが、自分たちの勝ち筋だと思います。
それを常に続けて今シーズンはやり続けたいと思っています。
――富田選手に。アタック決定率も今シーズン上位にいて(53.3%で6位)、シーズン当初からレギュラーで出ているが、自身の調子は良いと考えているか。もし良いと考えているなら要因はあるか。
富田:リーグの前からずっと調子良かったです。
それをリーグに入っても続けられていることが一番良いです。
何がというよりは全てにおいて自分の持ち味を出せているかなと思っているので、続けたいです。
――3人に。セッターの(アントワーヌ)ブリザール選手が合流して間もない中だが皆さんと合っているように見えるが、自身でどう思っているか。またブリザール選手の特徴は。
西川:ミドルの観点で言えば、今まで自分自身のバレー人生の中ではクイックのトス(セット)が低くなりがちでした。
ブリザール選手の場合は基本的に高いところに供給してくれます。
ミドルはサボれないというかずっと高くジャンプしている感じです。
常にスピード、高さもあって、ミドル自身の能力を上げてくれるようなトスを上げてくれます。
富田:高いところから早く出してくれるので、こちらもパスしてからスパイクまでが体感的に多分早いです。
パスをしてから助走を取れるような体勢でレシーブしたりだとか、そういうところはアウトサイドとしては必要になってくると思います。
西田:僕自身は今までのバレーの中でのトスのテンポとは違って、今シーズンから始めた早いテンポでのバレーをやり続けています。
早いからどうというわけではなく、早い中にディレクションがあって、技術があってというところを常に追求しています。
僕に関してはまだまだ時間かかるかなというところです。
これはブリザール選手の技量というよりはお互いの関係値だけだと思います。
その中で自分の持っている能力を常に引き上げながら高いところで合わせられるように常に言っています。
まだまだ時間はかかりますし、満足してないですが、順調には来ているかなと思います。
――西川選手に。今日のように1試合任されたりする場面もあると思うが、自身が入る時にどのように取り組もうというところと、どうチームに貢献しようと考えているか。
西川:自分の強みとしては粘り強い、安定したプレーだと思っています。
他のミドルブロッカーが調子悪い時や自分が調子上がっている時も、チームの色を崩さずに不安定な部分を取り除けるようなプレーができたらと思っています。
――西田選手に。2本目にブリザール選手が上げない時の寄せるボールの高さの差が両チームの勝敗に繋がっていると思うが、チームとしてどういう意識で臨んでいるか。
西田:リベロの状態がいい時にも早いテンポでというところは、山本(智大)選手だけではなく池城(浩太朗)選手、チーム共通でやっている部分です。
そこはやり始めての精度ですが、共通の意識をもってやっている部分です。
もしそれがダメで、他のサイド、ミドルの選手が(2本目を)上げるとかになったとしても、常に打てるポイントでいいアプローチを取れる時間を作るというところが非常に大切です。
それが僕たちの中でルール化できている部分はあります。
個々の技術力はもっと向上できる部分もあると思います。
そこを常に求めながらやっていければと思います。
――プレーを楽しんでいるなという印象やブルテオンも楽しいバレーをしていると思うが、技術はもちろんだがどのような意識でここまで戦っている感じか。
西田:僕に関しては突出した能力がとかを言うのではなく、常に準備をし続けてやっているだけです。
今シーズンからキャプテンさせていただいている中でも僕が一番多分チームの中ではっちゃけられるタイプです。
プレースタイルによってそういう風にはなっている部分はあるとは思います。
チームの中で我慢というところではなく、自分たちが何ができるのか、何をしないといけないのかというのを常に俯瞰しながら見続けているところが、僕の中でのメンタルに余裕があるという部分だと思います。
それがチームにいい影響を与えられていればいいかなと思います。
シーズンが進むにつれてクオリティが上がっていくことが必要不可欠になる部分です。
少しずつかもしれないですが、今順調にいい形で、良くなってきていると思います。
もちろんダメな日もあると思います。
でもそれをダメな日で終わらせるのではなく、次に繋げる日にするところで、僕はチームに対して発言し、そういう風にやっているだけです。
昨日の競った場面でもチームの中で「一人でこうやらないと」となったら勝てません。
僕たちはチームで14人で戦える、そういうチームだと思っています。
そういう風に常に声掛けをしていければ、誰かそういう風に気負うことなく、チームでしっかりと勝ちに繋げていけると思っています。
――西川、富田選手に。西田キャプテンはどのような印象か。
西川:西田さんどう思っているか分からないですが、自分としてはキャプテンらしいキャプテンです。
SVリーグだとキャプテンと言っても正直皆ができるので、キャプテンシーを発揮するまでもなく、それぞれが交代にリードする選手がいてみたいな感じだと思います。
そのチームキャプテンとして、チームを引っ張ってもらっているなという風に強く感じます。
富田:発言でもプレーでも引っ張ってくれます。
どんなに厳しい状況に置かれても、ポジティブに捉えて、自分たちがやるべきことを明確にしてくれるキャプテンだと思います。
チームとして皆がやりやすいと思っています。
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