2025-11-21 09:00 追加
東レ静岡・武田大周「自分たちがやらなきゃいけないバレーを相手がしていた」 SV男子会見
東レ静岡 SV男子会見
SV男子
11月09日に三島市民体育館(静岡県)で開催されたバレーボールSVリーグ男子、東レ静岡 vs 大阪Bの試合後、東レ静岡の会見をお届けする。

■東レアローズ静岡

●フリオ・セザール・カルデナス・モラレス選手(アウトサイドヒッター)
厳しい週末だったなと思います。
コート上での選手間のコミュニケーションを先週のようにうまく取れなかったというのは、きつかったかなと思っています。
●李博選手(ミドルブロッカー)
第1セットデュースの中で取りきれなかったのは反省点です。
相手のディグ力も褒めないといけません。
その中でも打ち勝っていかないといけないというのはあります。
第2、3セットは相手のサーブが走って、そこで我慢しきれなかった部分があります。
そこの修正力やバラバラになったところもあるのでそこも修正していきたいと思います。
●武田大周選手(リベロ)
相手に強いサーバーが多い中で、自分たちが我慢しきれずに吐き出してしまったところがこういう試合展開になった原因だと思います。
自分たちがディフェンスからの攻撃をやりたかったはずですが、それを相手にやられてしまっていました。
そこでもうひと踏ん張り取りきれなかったところが流れをつかめなかった原因です。
フリオが言った通り選手間のコミュニケーションも先週ほど取れていませんでした。
ディフェンスは前衛と後衛の関係性が作れた時もありましたが、前衛が勝手に、後衛が勝手に動いてしまったことでコート内がごちゃごちゃしました。
相手のこともありますが自分たちが試合を進めるうえで個々にならずにチームで戦うところが修正点です。
コミュニケーションは会話もありますが、関連性のコミュニケーションを取ることが大事です。
そこは修正して来週やりたいなと思ってます。
――フリオ選手に。初めての日本のリーグになるが土日2連戦のリーグと印象はどうか。
フリオ:週に2 日プレーするのは徐々に慣れてきてはいるところですが肉体的に厳し厳しいです。
メンタル的にもきついものがあるなと感じています。
今後もシーズンで長くやっていく中で、もっとうまくやっていけるようになると思ってます。
日本の試合については、全部の試合が厳しいものになります。
全体のレベルのバランスがとれていて、どのチームも技術的にも戦術的も高いレベルを持っているなと感じています。
守備の部分が日本では最も重要になってくると感じています。
――同じキューバ出身の(ミゲル)ロペス選手と対戦したことについてはどうか。
フリオ:ロペス選手とは海外で何度も試合をしたことがあり同じキューバ人選手とプレーをするのは嬉しいですしその状況では楽しんでいます。
――他にも広島THのダニエル・マルティネス・カンポス選手もSVリーグにいるが選手同士で日本のリーグのことを話すことはあるか。
フリオ:対戦したことはないですが同じ都市の出身でもあるので、彼のことは知っています。
日本のリーグのことについてはまだ話したことはないです。
――李選手に。今シーズンは開幕当初からスターターで出場しているがコンディションはどうか。
李:去年の後半ぐらいからウエイトトレーニングを重点的に始めました。
その成果がジャンプ力として出てきています。
トレーニングをやっていればしっかりジャンプできて動けるという自信になっています。
自分の役目としてミドルブロッカーを引きつけて他のプレーヤーを楽にさせるという面では、もっと引きつけないといけない部分はあると思います。
今はBクイック主体ですけどAクイックでも幅を使えるように試行錯誤しながら頑張っているところです。
――(セッターの)(アントワーヌ)ブリザール選手と対峙していてどんな印象だったか。
李:まず絞らせないなということです。
パスが割れた状況ではサイドがメインになりますが Aパスとあまり変わらないぐらいにクイック使ってきます。
そういう面でサーブレシーブ(レセプション)の状況でも(ミドルブロッカーを)悩ませる選手です。
勝負どころでもクイックが使えること、それプラス勝負強さもすごいなと思いました。
もう1つは相手との駆け引きもすごいと思っています。
クイックはないと見せかけてあえて使ってきたり、クイック減らして来ないなとなったら、急に使ってきたり(ミドルブロッカーが)クイックに飛んだらパイプ(バックセンターからのアタック)使ってきたりしました。
――武田選手に。第1セットの23-24でブルテオンのディフェンスから切り返されたがアローズがバラバラになっていたことと比較して、あの場面をどういう風に感じたか。
武田:昨日今日の話じゃなくて、昨シーズンからそうですが、落ちたと思ったボールが落ちないで攻撃になってくることがありました。
そこはこちらとしてもストレスですし、逆に自分たちがやらなきゃいけないバレーを相手がしていました。
見習わないといけないところだなと思いましたし、あの場面であのプレー、さすが代表クラスの選手たちの集まってるチームだなと思いました。
チームのディフェンスの中心にならなければいけないと思うのでそこは見返して、周りの選手と話してこちらができるようにしたいと思いました。
――ディフェンスを拾っている中で、点に繋がる、繋がらないの差は何か。
武田:2本目の精度がブルテオンと差があります。
ディグはきれいに上げるよりまず上に上げて2本目でどうにか打たせるようにしようというチームのコンセプトです。
打てるところまで持っていけず、返すだけになってしまうというシチュエーションがブルテオンにはあまりありませんでした。
強く打てなくても狙える、リバウンドをもらえるようなボールが2本目に上がっているところがブルテオンとの差でした。
――次節に向けて。
フリオ:もちろん勝ちたいと思ってます。
1勝しただけでは順位を変えるのに十分じゃないということも理解しています。
この1週間で次の試合に向けた、最善のやり方をして準備を整えていくことが重要になるなと思います。
李:攻める気持ちと団結すること、この2つは皆できちんとやりたいです。
攻める姿勢で戦っていきたいです。
悪い状態だけではなくて、あと1点取れれば1セット取れたり、勝利できるような試合が多いです。
あと1点、1セット皆で取り切って自信に繋げていきたいと思います。
武田:今日の試合の話は別ですが、昨日、先週の試合も自分たちが悪いプレー、悪いバレーをしているとは思っていません。
先程言ったプレー中の細かい精度が足りていないからその1点が取れないと思っています。
結果で出てしまっていますが、悲観する感じでもないとは思っています。
残り38試合あるので1試合1試合気の抜けない試合があると思いますし特に今年は混戦になっています。
まずは上位に離されないように細かいところを詰めてあと1点というところをしっかり取れるように1週間準備してまずは来週2連勝できるように頑張りたいと思います。
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