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会見・コメント

2025-11-22 13:30 追加

NEC川崎・佐藤淑乃「気持ちを切り替えて準備した。連勝が途切れたことをポジティブに変わるきっかけにしようと思った」  SV女子

SV女子

●中谷宏大監督

昨日の敗戦が本当に悔しかったのですが、そこからあらゆることに今日はチャレンジをして、もう一回初戦を迎えたような気持ちでできたかなと思います。選手たちが本当にいいパフォーマンスを見せてくれたと思います。

――今週から(故障で離脱していた)佐々木選手や和田選手も入ったり、新人の児玉選手も出場したりと、序盤から良かったところを保ちながら、これからいろいろとチャレンジしていこうとされている印象でしたが、その取り組みについて教えてください。また、1敗はしてしまいましたが、現在の状況をどのように捉えていますか?

中谷:まず第一にコンディションがいい選手からどんどん使っていくことが大前提のもとで、その中でこの長いシーズン、同じ6人、7人では戦い抜けないというのは、僕もスタッフも意見が一致しています。ただ、今までのところでいくと、なかなかコンディションが整いきれなかったというところと、あともうひとつは勝っていい流れで来ているというところで、そこを大きく崩すことができなかったということがあります。
両方の側面があることを踏まえての昨日、今日でしたが、まず佐々木に関しては本当に状態が上向きになってきていて、「もうこれは十分いけるだろう」という確信のもと、昨日は送り出しました。僕が我慢できずに途中で代えてしまいましたが、もう一度昨日の試合を振り返ってみても、パフォーマンスは決して悪くなかったので、今日は使い切りました。ある程度勝つ形が作れてきている中で、ある程度の形は維持しつつも、絶対数を増やすということがこれから課題になってくる。 そこに関しては、いろんなリスクを背負いながらもトライしていこうかなというふうに思っています。

――アウトサイドの2と5の位置を入れ替えていましたが、これはメリーサ選手に対する対策ということでしょうか?

中谷:それもありますし、あとはうちのサーブのところで、できるだけいい選手を前に持ってきたいということがありました。昨日、佐藤のサーブミスが多かったので、佐々木のサーブを信頼して、第一サーバーとしました。

――佐藤選手は昨日、少し数字が落ちていたかと思います。少しお疲れなのかなという印象も受けましたが、今日はそれをやり返した感じがしました。

中谷:彼女の素晴らしいところは、昨日の敗戦を踏まえて、今日どうすべきかというところをしっかり今日、体現できたところ。やはり、日本を代表する選手だなと感じる一面を今日のゲームで見ることができました。

――今シーズンは現在の順位も昨シーズンからの予想とは違う流れになってきていますが、今季ここまでのリーグの状況についてはどのように感じていますか?

中谷:あくまでも個人的見解ですが、上から下まで気の抜ける試合って1個もないなっていうのは、昨シーズンから感じていました。下位が上位に勝ったり…。今年は、その境目が余計にわからなくなってきているところがあります。やはり、うちとしてはレギュラーラウンド1位を取りたいし、チャンピオンシップでアドバンテージをとり、ホームでやりたい。そこを見据えながら、あくまでも勝つということが第一で、同時に選手を育成することと、両方をバランスよく考えていかなければいけないなと思います。

――今日の試合は序盤から、中川選手がミドルを積極的にラリー中のトランジションから使い、多少合わなくても何度も何度もチャレンジしているように見えました。それについては監督とも事前に話していたのでしょうか?

中谷:多分、昨日も使おうとしていた場面が多かったのですが、今日に関しても彼女はそこを何とかしたいという意思が大きかったと思います。昨日、帰ってから長く話をしましたが、戦術的なことはそれほど話していないので、そこに関しては彼女の考えるところが大きかったと思っています。

写真:堀江丈

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