11月22日、バレーボール女子・V.LEAGUE WOMENはAGF鈴鹿体育館（三重）、ウイングまつばせ（熊本）、浜松アリーナ（静岡）、北ガスアリーナ札幌46（北海道）、OKBぎふ清流アリーナ（岐阜）にてGAME1の5試合を行った。

OKBぎふ清流アリーナではホームのJAぎふリオレーナが圧倒的な強さを見せ、東京サンビームズにストレートで完勝した。

JAぎふは攻守ともにほぼ完璧な試合展開を見せる。
サーブで攻め、ブロックでタッチを取り、東京の攻撃陣を沈黙させることに成功。
守備でも主将のリベロ加藤萌がサーブレシーブ85.0％と鉄壁の守りを見せ、JAぎふの攻撃を有効に機能させた。

現時点の好調についてセッターの中尾千尋は
「何か特別な練習をしているわけではないが、監督の”徹底させる力”が凄い」
と話す。

注目の東京・アンナ クレクだがこの日はストレスの溜まる試合となった。
JAぎふがサーブで東京のパスを乱し、思うようなスパイクが打てない状況が続いた。
見方を変えれば東京は発揮できていない攻撃力を秘めており、ディフェンス面の修正ができればGAME2が混戦となることもあり得る。

なお、JAぎふの7連勝はチーム記録となる。

北ガスアリーナ札幌46ではアルテミス北海道が福岡ギラソールに3⁻1で勝利。
V3（リ－グ3部）時代から選手が全員入れ替わったこともあり、新生Vリーグの中で苦戦が続いていたアルテミス。
初の勝ち星を記録し、記念すべき第一歩を刻んだ。

浜松アリーナでは昨季の優勝（信州ブリリアントアリーズ）、準優勝（ブレス浜松）チームが対戦。
雪辱に燃えるブレス浜松だが、成田郁久美監督率いる信州Ariesが底力を発揮した。
昨季ファイナルの大一番で圧倒的なパワーを発揮した王美懿がこの試合でも活躍。
信州Ariesの攻撃が勝り、ストレートで勝利した。

信州Ariesはこれで11連勝、無敗で首位を快走する。

【V.LEAGUE WOMEN・22日の結果】

@AGF鈴鹿体育館
ヴィアティン三重 1 – 3 倉敷アブレイズ
(25-27 18-25 25-15 20-25)

@ウイングまつばせ
フォレストリーヴズ熊本 3 – 0 広島オイラーズ
(25-18 25-11 25-16)

@浜松アリーナ
ブレス浜松 0 – 3 信州ブリリアントアリーズ
(21-25 21-25 18-25)

@北ガスアリーナ札幌46
アルテミス北海道 3 – 1 福岡ギラソール
(27-25 25-22 21-25 30-28)

@OKBぎふ清流アリーナ
JAぎふリオレーナ 3 – 0 東京サンビームズ
(25-15 25-12 25-19)

今日の結果を受けた最新の順位は以下の通り

1位 信州ブリリアントアリーズ 11勝0敗 (勝率1.00, 32ポイント）
2位 JAぎふリオレーナ 8勝1敗 (勝率0.89, 21ポイント）
3位 フォレストリーヴズ熊本 7勝2敗 (勝率0.78, 19ポイント）
4位 東京サンビームズ 3勝2敗 (勝率0.60, 9ポイント）
5位 ブレス浜松 5勝4敗 (勝率0.56, 17ポイント）
6位 倉敷アブレイズ 3勝4敗 (勝率0.43, 10ポイント）
7位 カノアラウレアーズ福岡 4勝6敗 (勝率0.40, 11ポイント）
8位 ヴィアティン三重 3勝6敗 (勝率0.33, 9ポイント）
9位 リガーレ仙台 2勝4敗 (勝率0.33, 7ポイント）
10位 広島オイラーズ 2勝7敗 (勝率0.22, 8ポイント）
11位 アルテミス北海道 1勝6敗 (勝率0.14, 3ポイント）
12位 福岡ギラソール 0勝7敗 (勝率0.00, 1ポイント）

【次回のV.LEAGUE WOMEN】

2025 11.23(日) 11:00 ＠北ガスアリーナ札幌46
アルテミス北海道 – 福岡ギラソール

2025 11.23(日) 11:00 ＠AGF鈴鹿体育館
ヴィアティン三重 – 倉敷アブレイズ

2025 11.23(日) 12:00 ＠ウイングまつばせ
フォレストリーヴズ熊本 – 広島オイラーズ

2025 11.23(日) 14:00 ＠OKBぎふ清流アリーナ
JAぎふリオレーナ – 東京サンビームズ

2025 11.23(日) 14:00 ＠浜松アリーナ
ブレス浜松 – 信州ブリリアントアリーズ

撮影　堀江丈