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インタビュー

2026-01-20 11:48 追加

ハタチになったOKB・Astemoリヴァーレ茨城・岡部詩音「ちょっとプレッシャーもあるけど、覚えてもらえるのは嬉しいです」 SV女子

Astemoリヴァーレ茨城・岡部詩音 インタビュー

SV女子

バレーボールSVリーグ・Astemoリヴァーレのホームゲームに新たな「名物」が誕生している。
若手オポジットの岡部詩音がサーブに向かうときに「OKB」の大コールが巻き起こるのだ。

昨季はファンの声が中心だったが、今季は音響効果もついている。このコールはファンの間でも好評で「OKB」コールは会場を盛り上げる演出のポイントにもなっている。

なぜ、「OKB」なのか。
むろん、岡部だから「O・K・B」というのはわかる。が、気になるのはその始まりである。

岡部詩音が「OKB」と呼ばれることになったのは、およそ2年前、2024年3月のV・CUPでの活躍がきっかけだった。

名門、東九州龍谷高校を卒業した岡部詩音は、内定選手としてV・CUPに出場する。岡部はその試合で見事期待に応え、デビュー戦で公式戦初得点を記録した。

期待の新鋭の輝かしい第一歩に、チーム公式SNSは「GO! OKB!」と岡部を讃えた。

「その次の試合からファンの皆さんが”OKB、OKB”とコールしてくださって。そのときから、あ、私は”OKB”になったんだと思いました」

昨シーズンの終盤、記者の質問に少し戸惑いながら岡部はそう答えてくれた。

ルーキーイヤーはリリーフサーバーなど、途中出場が主な働きどころだった。
月日は経ち、2年目のシーズンを迎えた岡部詩音はオポジットとして堂々とスタメン出場を果たしている。

リヴァーレのライトサイドには伝統的に守備の要となる選手が起用されることが多い。
岡部詩音も攻撃だけでなく、パスでの貢献を意識しているようだ。

2026年1月初旬、ヴィクトリーナ姫路との連戦後に岡部詩音に話を聞く機会を得た。

「昨日から引き続きサーブで相手から狙われていて、質の良いパスを返せた本数が少なかったです。結局ハイセットとか、セッターが苦しい状況でトスを上げざるをえない回数を増やしてしまった。自分の中で距離感を掴んで、質の良いパスを出したい。まず1本目が入らないと攻撃につながらないですから、自分の課題をしっかりクリアしていきたいですね」

記者会見の冒頭で岡部が試合の感想として述べたのは、自身の反省点だった。岡部は悔しそうな表情を浮かべながら、その場で少し俯いていた。

岡部のポジションは「サーブレシーブをするオポジット」である。
オポジットといえば攻撃重視のイメージがあるが、リヴァーレは伝統的にこの場所に守備の軸を置いている。

「防御は最大の攻撃なり」
がモットーのAstemoリヴァーレ茨城において岡部の役割はチームの浮沈にも直結する。

そして何より、退団した野中瑠衣の後を受けてこのポジションを任されている。そのことの意味は深いものがあるだろう。

とはいえ、いくら才能豊かでも高卒2年目の選手だ。あまり気負わず伸びやかにやってもらいたいという気持ちもある。
スタートで出ることにプレッシャーは感じているのだろうか? 率直な感想を聞いてみた。

「最初から出させていただく回数が増えているので、試合自体にも慣れてきている実感があります。最初にスタメンで入った時よりも緊張しなくなっていますし、自分の気持ちの作り方とかコートへの入り方が掴めてきている時期なのかもしれません」

岡部は言葉を続ける。

「試合の中で学ぶことはすごく多いと感じています。自分はオフェンスよりも守備でチームに貢献する回数の方が多くなっています。その日にやるべき目標をしっかり決めていきたいです。その目標が試合の中で一つでも達成できていたら、その分は成長できているのかな」

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