2026-08-31 12:30 追加
石川祐希、実戦復帰で掴んだ手応えと課題。「アジア選手権へ、ベストな状態で挑む」
石川祐希インタビュー
全日本代表 男子

来月4日に開幕する、ロサンゼルス五輪の出場権をかけたアジア選手権。その開幕を目前に控えた8月25日、有明アリーナにてバレーボール男子日本代表がブラジル代表との親善試合(実戦形式の練習試合)に臨んだ。
結果はセット数1-3で敗れたものの、8月18日の公開練習では負傷のため参加が見送られていた主将・石川祐希がスタメンとしてコートに復帰。本格的な実戦復帰を果たした石川が、試合直後のコートインタビューおよびミックスゾーンで、現在のコンディションと大会へ向けた思いを語った。
コートインタビュー:ファンへの感謝とアジア選手権への決意

サーブを打つ石川祐希 撮影:縞茉未
――まず、久しぶりの有明アリーナで大声援を受けてプレーした感想をお聞かせください。
石川:非常に楽しかったですし、大勢のファンの皆さんの前でプレーできて嬉しく思っています。
――来月からはいよいよアジア選手権が始まります。この2試合を通じて、どういった部分を収穫として次の本番へ繋げていきたいですか?
石川:今日の試合は負けてしまいましたが、自分たちの強みであるサーブなどをもう一度整理して、次のアジア選手権に向けてチーム一丸となって準備していきたいと思います。
――アジア選手権での勝利を期待しているファンの皆様へ、メッセージをお願いします。
石川:今日もたくさんの応援、ありがとうございました。アジア選手権では熱い応援のもとでしっかり勝って、皆さんと一緒にロサンゼルス五輪に繋がる切符を掴み取りたいと思いますので、ぜひ楽しみに待っていてください。
ミックスゾーンインタビュー:復帰までの舞台裏とチームの現在地

石川祐希 撮影:縞茉未
――先日の18日の段階では「まだコンディションについては言えない」とおっしゃっていましたが、今日の試合を見る限り、順調な仕上がりを見せているように感じます。ご自身の手応えはいかがですか?
石川:コンディションは今、良い形で上がってきています。今日は2セットプレーしましたが、全く問題なく動けるくらいには回復しています。ここからまたアジア選手権に向けてしっかり練習を重ね、良い状態で本番に臨みたいと思っています。
――実戦的な練習やチーム練習には、いつ頃から合流されていたのでしょうか?
石川:個人での練習は1週間ほど前から始めていました。チームにフルで合流して実戦的な練習をスタートできたのは、実は「昨日」からです。
――昨日合流したばかりとは思えないパフォーマンスでした。怪我からの回復期間を経て、現在の感触は?
石川:怪我をしていた箇所以外は元気でしたし、できるトレーニングは続けていました。スパイクに関しても3~4日前から打ち始めていて、大きな問題はなかったので、良い状態で今日の試合を迎えられたと思っています。
新加入したセカンドセッター・河東祐大とのコンビについて

日本チーム 撮影:縞茉未
――今回の合流以降、セカンドセッターの河東祐大選手らとの連携を試す機会は限られていたと思います。今日の実戦で合わせてみた感触はいかがでしたか?
石川:今日は(河東選手からの)トスを直接打つ機会は多くなかったですが、練習のなかでは問題なく合わせられています。今日の実戦でも、僕が後衛の時に河東選手の方から「ラリー中はパイプ(バックアタック)を呼んでください」と自発的に声をかけてくれました。彼自身そうした意識をしっかり持ってプレーしているので、トスを合わせる時間が少ないことに対して、僕自身は全く心配していません。
――アジア選手権に向けて、このタイミングで実戦コートに立てた意味をどう捉えていますか?
石川:怪我自体は予想外で練習ができない時期もありましたが、アジア選手権の1週間前にこの状態まで戻せたのは大きいです。ここから怪我なく良い調整ができれば、大会にはベストなコンディションで入ることができると思っています。
――実戦から離れて休息期間が取れたことが、プラスに働いている面もありますか?
石川:今のところは良い状態で臨めています。ただ、練習量が十分でない分、アジア選手権終盤の「3連戦」のようなタフな日程で疲労が溜まった時に、どういったパフォーマンスになるかという懸念はまだあります。そこは開幕までの残り1週間でしっかりと練習量をこなし、身体を対応させていきたいです。
アジア選手権に向けて
――ブラジルという強豪と対戦したことで見えた、アジア選手権への課題はありますか?
石川:ブラジルの高いブロックは、アジア選手権で対戦するイランや中国といったチームに通じる部分があります。そこを事前に体感できたのは良い経験でした。また、相手の強力なサーブや、コートの間に落とされる嫌なボールへの対応など、修正すべきポイントが見えた点も収穫です。
チーム全体の仕上がりについても決して悪くありません。練習の疲れが見える選手もいますが、ここから調整に入ればさらにパフォーマンスは上がってきます。アジア選手権に向けて、良い準備を進めていきます。
――最後に、コートインタビューでもおっしゃっていたようなアジア選手権への抱負をお願いいたします。
石川:必ずここでロス五輪の切符を掴みます。日本というホーム独特の雰囲気もありますが、それも力にして頑張ります。
写真:縞茉未
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