2014-11-21 12:00 追加
チャレンジリーグ男子開幕週レビュー
V男子
○きんでんトリニティブリッツ
0勝2敗/1P
スタメン□S11毛利 WS1岡本 MB6橋本 OP10松本 WS7田畑 MB18松田 L5大賀/2奥平
開幕週の2試合ともスタメンは同じであったが、いずれも、試合途中でセットスターターがかわり、2試合9セット通してスタメンだったのは岡本と橋本の2人のみであった。ほかに、WS森田、MB平田、S今田、OP明石が出ている。
初戦は東京ヴェルディとフルセットの末に惜しくも敗れ、2戦目はホームの埼玉にV・チャレンジ初勝利を献上、開幕週は連敗スタートとなった。しかし、コート内のムードは明るく、今季もきんでん健在である。展開を予測しづらいチームとなりそうだ。
○トヨタ自動車サンホークス
0勝2敗/1P
スタメン□S7東野 WS3浅川 MB5森本 OP6徳尾 WS2渕江 MB9大保 L11福島
トヨタ自動車の開幕週は、昨季の1位・2位相手との連戦となった。初戦の対大分三好戦では、開幕初戦の緊張からか、選手の動きが固く、オンテレをはじめとする大分三好のサーブやスパイクの前に為す術もなく試合が進んでしまった。
しかし、翌日の警視庁戦では、トヨタ自動車らしい勢いの良さを取り戻し、昨季優勝の警視庁相手に、敗れはしたもののフルセットの接戦に持ち込んだ。
スタメンに起用された高卒新人の森本は身長191cmと、V・チャレンジリーグの中でも高身長で、初々しい印象ながらも、コート内で存在感がみられた。2戦目の警視庁戦では4本のブロックを挙げ、今後の活躍が期待される。
○近畿クラブスフィーダ
1勝1敗/3P
スタメン□WS17野口 MB27大谷 OP10和田 WS9本多 MB11片渕 S2梶野 L18有薗
今季も近畿大学の学生が数多く登録されており、全日本インカレが終了する来月以降、その布陣は大きく変化することが予想されるが、開幕週は梶野主将をはじめとする社会人中心、学生を数名含めたメンバーで臨み、東京トヨペットに接戦の末勝利し3ポイントを得た。今季加入したWS野口(京都産業大学)がフル出場したほか、MB繁田(近畿大学)、石田(立命館大学)といった新加入選手の出場機会もあった。
ヒーローインタビューに立った梶野主将が「セッターって目立っちゃいけないんで」と苦笑いを浮かべてはいたが、その日コートの中心での奮闘が光ったことは確か。
○兵庫デルフィーノ
1勝1敗/3P
スタメン□WS10奥長 MB1井上優 OP2白川佑 WS8竹永 MB4川合 S8今村 L14田渕/16村田
開幕週は近畿クラブに勝利し、大同特殊鋼に敗れての1勝1敗。開幕週の兵庫はセッター白川雅を欠くなど、総勢9名での参戦となったが、それぞれの選手がコートをしっかり盛り上げていた。各選手がそれぞれのポジションの枠を越えたマルチな活躍をすることも大きな特徴で、MBのポジションに入っているサウスポー川合の鋭いアタックは今季も大きな見どころである。
○東京トヨペットグリーンスパークル
0勝2敗/0P
スタメン□S13小関 MB1伊藤 WS15山口 OP3柴 MB6大貫 WS16松本 L9徳岡
直前の天皇杯ブロックラウンドは、セッター徳岡で臨んだが緒戦千葉ゼルバに敗退。その後開幕直前にセッター小関(坂戸西高校出身)、ウィングスパイカー山口(兵庫教育大学出身)が加入、この2人をスタメン起用して臨んだ2戦となった。2戦目で近畿クラブから1セットを取り、その後も接戦に持ち込んだが、ポイント獲得には至らなかった。ただ、チームから熱く燃える闘志と粘り強さが伝わることは、昨シーズンから大きく変わってきた点であると思われる。
○埼玉アザレア
1勝1敗/3P
11/8スタメン□S3切山 WS16林 MB8中津 OP23金刺 WS20金丸 MB6若月 L12高橋
11/9スタメン□S20金丸 WS16林 MB8中津 OP17茂木 WS18石川 MB15石田 L12高橋
準加盟からの昇格初年度、開幕ゲームはホームの坂戸市民体育館でのオープニングマッチとなった。勢いに乗り、警視庁から第1セットを奪う好調なスタート。2セット目以降は調子を取り戻した警視庁の前に屈したが、V・チャレンジリーグでの戦いの手応えを掴んだように見えた。
そして、翌日のきんでん戦でV・チャレンジリーグ初勝利を飾った。この試合のスタメンは初戦から3人が入れ替わり、また、初戦サイドアタッカーで出場した金丸がセッターとなっている。
埼玉は登録人数も多く、今後の選手起用に注目したい。初勝利となった2戦目のスタメンは7人中4人が大東文化大学在学中であり、12月第1週に行われる全日本大学選手権(全日本インカレ)との兼ね合いも気になるところである。
構成/出口季里
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