全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>インタビュー>新監督に聞く パナソニック・川村慎二さん

インタビュー

2015-03-13 12:13 追加

新監督に聞く パナソニック・川村慎二さん

パナソニックを率いる川村監督インタビュー

SV男子

今回の「新監督に聞く」は、パナソニックパンサーズ・川村慎二監督。中垣内祐一以来10年ぶりの現役引退からすぐの監督就任は、大きく話題を呼んだ。川村新監督のチーム舵取り方法とは(この取材は12月3日に行われたものです)。

VBEC141213_08763-s

―現役時代から「指導者になろう」という意思はおありだったんですか?

夏場にはよく中学校・高校に指導に行っていて、それは結構楽しかったんですね。手応えもありましたし。チームに残ってやれるかどうかはもちろん会社が決めることなので僕だけの意思では何ともなりませんが、いつか現役を終えたら、指導自体はやれたらいいなとは思っていました。最近のことですけどね。

―監督を引き受けるに当たって自分に課した課題はありますか?

これといってないです。

―監督を引き受けられるときにいろいろと思ったことはあると思うのですが、いかがでしょう。

まずは、やはり現役を続けたかったというのが一番だったので、断っていましたが、それでもやってくれと言われて、最終的には引き受けることにしました。

でも、やるからにはやはり勝ちたいというのはもちろんあります。どうやって勝てるかというのもよく考えるんですけど。(現役時代も)いつもコートに入ってやるわけではなかったので、常にコートにいる選手とは違う視点で外から見ていたので、いろいろ見れたかなとは思います。

―生え抜きの監督としてパンサーズをどういうチームにしたいですか?

どういうチーム? 難しい質問ですね(笑)

まぁ、ずっと一緒にやってきてるんで、選手もよく知っているメンバーですし。あまり「こういうチームにしていこう」という気負いはないです。

―チームの特長は。

いつも言われているように攻撃力がある、個性豊かなチームだとは思います。

―全日本メンバーが多く所属し、オポジットが日本人選手であることなど、パンサーズは日本のバレーを背負っているところはあると思うのですが、そういう点についてはどうお考えでしょうか。

あまりそこまで考えていないです。代表は代表ですし、パナはパナですし。最終的な目標はパナでも世界で通用する人材を作るというのは目標に掲げています。そこは代表と変わらない。あまり特別視はしたことは無いです。

―ご自分のバレー哲学など教えてください。

ふふっ(笑) 特に無いですね。

そう言われるかなとも思ったのですが、そこをなんとかぎゅっと絞り出していただいて。

いや(笑) 哲学、ないですね。

―こういうバレーが「川村バレー」というのは。

基本的に前任の南部さんのバレーを引き継いでやっている感じなので、僕独自のというのは…考えもほぼ一緒なのであまりないかなと。

―具体的に言うと同じというのは?

セッター中心のコンビバレーというのもそうですし、いろんな数字掲げられてるんですけどもそういうのも大体一緒かなと思ってます。

―次の質問がそれに基づいてどんなチームにしていきたいかというのを聞きたかったのですが…。

最終的には、世界に通用するチームを作っていきたいというのが本音です。そのために何をしなければいけないかというのは、いろんなデータがありますし。今回に関して言えばデータにあまり出ていない所をしっかりと強化していこうというのは言っていたので、夏場の強化はそういうことに当てていました。

VBEC141211_03736-s―真保コーチは南部さん時代から引き続き、また今年新しく就任されたコーチもいらっしゃいますが、役割分担は?

真保さんは戦術と全体的なことを見てもらっています。ルシアーノは主にブロック。久保はサーブ、レシーブ。僕もその辺には入りますけど。一応そのくらいの役割分担です。

―それを統括しているのが川村さんということでしょうか。

そんなたいそうなことではないですよ(笑)

>> インタビューのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック