2015-04-10 12:11 追加
プレミア女子ファイナルレポート NECvs久光
SV女子
両チームに差があった点をもうひとつ上げるとすると、WSの交代に関してです。NECは第2セット途中から押さえ込まれていた白垣選手を内定選手の古賀選手に交代しました。ファイナル6で白垣選手が久光製薬戦で押さえ込まれていた経緯があるのでこの交代は想定していたものかもしれませんが、全日本選出選手とはいえ、経験の浅い選手を起用するのは英断だったと思います。結果的にはこの交代が当たり、決定率46.2%(12/26)でした。
一方久光製薬は第3セットに押さえ込まれていた石井選手をミハイロビッチ選手に交代しました。ミハイロビッチ選手は第2セットではOPの長岡選手の2枚替え要員だったので苦しい場面で違うポジションで起用されたことになります。普段着だった戦い方が崩れた場面でした。結果的にも決定率0%(0/7)で力を発揮することができませんでした。
今シーズンのNECは前述の通り選手交代は当たり前のことで選手全員の力でファイナルまで勝ち進んできました。一方久光製薬は大事な試合では固定のメンバーで戦ってきた印象です。ファイナルでは両チームが選手交代を強いられる展開となったため普段選手交代を行っていたNECが有利に試合を進めることができ結果につながった一面があると思いました。
2014/15Vリーグは終わりましたが、NECは今週末に行われる2015日韓V.LEAGUE TOP MATCH、その後に黒鷲旗バレーボール大会、久光製薬はFIVB世界クラブ女子選手権大会2015に出場します。両チームの今後の戦いに引き続き注目をしたいと思います。
文責:黒羽白
写真:坂本清
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