2016-11-05 09:00 追加
新主将に聞く-つくば・瀧澤陽紀
V・チャレンジI開幕直前・つくばユナイテッド新主将インタビュー
V男子
2016/17シーズン、V・チャレンジリーグ男子(I・IIとも)はこの11月5日(土)開幕する。V・チャレンジリーグIは、つくばユナイテッドSun GAIAのお膝元、茨城県土浦市の霞ヶ浦文化体育会館(水郷体育館)で開幕戦を迎える。
今シーズンからつくばユナイテッドSun GAIAの主将となった瀧澤陽紀選手に、お話を伺った。
(インタビュー収録・2016年8月 留萌合宿にて)
--キャプテンになるまでの経緯についてお聞かせください。
昨シーズンああいう結果(V・チャレンジリーグI 8チーム中7位)に終わって、また、メンバーがだいぶ変わって来ているんで、自分がチーム歴が長くなってきたこともあり、自分がやるしかないのかな、という気持ちがありました。
5月、OQTの前に全日本女子の合宿に参加したんですが、その時、全日本の意識の違いに触れ、自分の気持ちが刺激され、もっと上を目指したい、そこでチームを勝たせたいと感じました。そうしないと自分自身も上に上がっていけないので、そういう意味で、自分がキャプテンで、チームを背負って、やります。
--いよいよそういう時が来たんだなという感慨がありました。
ああああ…
--バレー歴の中で、これまでキャプテンの経験はありましたか。
キャプテンは高校のときにやりました。高校は特に強くないところで、県ベスト8でした。自分はチームをまとめられる、という性格でもないし、そういうタイプではないので、まずプレイで自分らしさのあるキャプテンを頑張ろうかなと思っています。試行錯誤しながら。
--サンガイアに入って5年目になるんですね。
内定入れたらそういうことになりますね。
--その間、サンガイア自体いろいろ入れ替わりの激しいところもあったと思いますが、長くこのチームにいらっしゃって、どんなところに変化がありましたか。
自分が入ってきて、一番最初にやったシーズン(2012/13)で出耒田(敬、現堺)だったり、前田一誠(現豊田合成)とか久原(大輝、現JT)とか、そういう学生が主流で、なおかつ加藤(陽一、現PFUコーチ)さんがいて、椿山(竜介、現豊田合成)さんがいてとか。
--そこにある写真の感じですか(合宿地に貼られていた、歴代サンガイアの紹介写真を見ながら)。
そのメンツの中で自分がやれていたというのは、いい経験でしたし、次のシーズン(2013/14)学生が抜けて、自分がエースとして加藤さんと、という部分で、いろいろな変化の中で、自分が思っていたのは、学ぶべきことがとてつもなく大きいということ。特に、加藤さんとプレイできたというのは、やはり、とても大きかったシーズンですし、また、その吉野(淳、現上尾コーチ)さんなどベテランの方たちとプレイできたというのは、自分自身いい経験だったんですけど、いい経験で済ませちゃだめなんでしょうけど、ほんとうに内容の濃かったシーズンだったんだなって。
で、今回若手中心でやって、また新しいチームになるとは思うんですけど、自分の中でいろいろ楽しみな部分もあるし、でも、まだ荒削りなので、今回の合宿でも、試合でも、そういうところを少しずつ修正しながら、荒削りなところはいい部分もあるので、そこはいい方向に伸ばしてやれればいいなと思っています。
--昨シーズンを振り返って。
いやー。昨シーズン、もう、とても、きつかったですね。ってのはやっぱり、いいバレーしても勝ちきれない試合が何試合もあったので、いいバレーをしてもチーム内とか、全体、周りのこともですし、中のことも、そこも上手くいかなくなると…結局、いい試合したところで、結果がすべてなので。
--非常に難しいシーズンでしたね。
ほんとうに、こういうことが、上手く回らないんだなというのを、実感したシーズンでした。
--厳しいことがいろいろあるのでしょうけれども、その中で、人も入れ替わったところで、その次にどうつなげていこうと思っていますか。
自分いちばん長いじゃないですか。学んできたこと、サンガイアの良さ、それをちょっとは若手につなげる、伝えて行ければいいなと思っているので、少しずつでもアドバイスとか出来ればいいなと思っているんですが。
自分も初めてのキャプテンなので、そういう部分での大変さ、自分のプレイもしていかなければいけないので、そういう中でもう少し自分に余裕が出来ていけばいいなと思っているので。なので、まだ、まだまだですね。
--瀧澤さんが考える、サンガイアの良さとは。
いちばんは、応援だなと思います。シンプルだと思うんですよ。勝ったら素直に喜んでくれるし、負けたら罵声もあるし。そういうのって、他のチームにはないし、ぐちぐち言われるよりは、ああやって、真っ向から来てくれた方がわかりやすいし。それを否定する人も周りにはいるかもしれませんけど。「頑張ってるからそういうこと言わなくていいじゃない」と言う人が多いと思うんですよ。でも、結局、自分らの求めているのは勝ちなので、勝つことですし、勝つために自分らやってるわけですし、勝つために応援も一生懸命してくれているわけだから、そこは、そう思うかもしれないですけど、我慢してほしいなぁと…
ここに来て、順位が下がってきていても、応援してくれる人はずっと応援してくれているわけですし、「なんだこの試合」って言われることもありますけど、それは、自分らを思ってそう言ってくれているわけなので、そこで、自分らが「なんであーいう応援しかできないんだ」と思ってしまったりすると、もっと、サンガイアって崩壊すると思うんですよ。なので、自分らは自分らでやるべきことをやって、勝つバレーをしなければいけない、そうすれば、応援も、しっかり盛り上がってくる、それがサンガイアなんだというのをわかってくれる。そうすれば周りの応援してくれる人ももっと盛り上がれるだろうし、そこが大きいんじゃないかと思うんです。
--特に昨シーズンはいろいろ言われたのだろうと思うんですが、選手の方から直接そういうお話を伺えたのは大きいなと思っています。
選手によって(応援に対する)感じ方は違うのですが、そうはいっても選手はわかっているので、そこは、怒られてもそれを思いとして留めておいて、次に勝つためにはどうすればいいか、そこでくよくよしていちゃいけないので、前をむいていかなければいけないなと思っています。
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