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インタビュー

2017-04-26 13:31 追加

世界クラブに向けて 新鍋理沙「高さでは勝てないので、強打のディグやつなぎで、泥臭く粘り強く頑張ります」

新鍋理沙インタビュー(前編)

SV女子 / 全日本代表 女子

sPIC_0125 2017年度の女子バレー日本代表登録選手が発表され、3年ぶりに全日本に復帰した新鍋理沙選手(久光製薬スプリングス)。V・プレミアリーグ2016/17はNECレッドロケッツに敗れ準優勝に終わったが、安定したディフェンスや巧みな攻撃で攻守の要として存在感を発揮した。
 久光製薬スプリングスは開催国代表として、練習拠点である地元神戸で開催される5月の「世界クラブ選手権」(出場)に挑む。新鍋選手にリーグのこと、世界クラブへの意気込みを語っていただいた。

──V・プレミアリーグお疲れさまでした、本当に。終わってお休みできましたか?

新鍋:はい、ちょっと休めました。

──久光製薬スプリングスは準優勝でした。リーグを振り返ってみて、いかがでしたか?

新鍋:最終的に決勝で負けてしまって、改めて1位と2位の違いというのをすごく感じました。

──「悔しい」という気持ちが先にありますか?

新鍋:悔しいですね。みんなで「けがをしたミユ(長岡望悠)のためにも」と思ってやっていて、2日ともフルセットでもうちょっとっていうところで勝てなかったことがすごく悔しかったです。でもやっぱり何かが足りないから勝てなかったんだろうと思います。ただ、そのときのチームとしてできること、今自分ができることは全部出し切れたのかなと思うので、勝ちたかったけど、出し切ったっていう気持ちもありますし、複雑です……。

──そうですよね、力を出し切っていたように見えました。2年前に決勝でNECレッドロケッツに負けたときとは違いますか?

新鍋:全然違います。やっぱりミユが抜けたことはチームとしてすごく大きいことだったんですけど、その分リカ(野本梨佳)が入るようになって、みんながミユの分までとか、他にけがをして出られない人やベンチ外のメンバーに入れなかった人の分までっていう気持ちを今まで以上に持って戦えたんじゃないかなと思います。

──みんなから声もよく出ていたように思います。

新鍋:今まではアスさん(古藤千鶴)やミユがみんなに声を掛けてっていうことが多かったんですけど、その二人だけじゃなくて、みんながミーティングや試合中にもいろんな声掛けとかやるようになったのは、(チームが)変わったところだと思います。

──そういうのが苦手とおっしゃっていた新鍋選手も前より声を?

新鍋:ええ、はい、ちょっと……。苦手ですけど、いつまでも引っ張ってもらう立場じゃないですし、どちらかというと(年齢も)上のほうなので。苦しいときにアスさんがいつも助けてくれますが、いつまでも頼っていてはだめだなと。アスさんは口で伝えるのがすごく上手で、その人にあった言い方を考えながら言ってくれるんです。私は思ったことを全部言っちゃうから(笑)アスさんを見習いたいです。

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