2017-11-29 17:30 追加
変幻自在のマジシャン、ミハウ・クビアク(パナソニック)「(越川)優とはお互い初めての海外シーズンで、多くの時間をともにした。良き思い出、良き仲間です」
V1リーグ 男子
——川村監督がワールドカップであなたのプレーをみて惚れ込み、オファーされたとのことですが。
クビアク:若い頃からロシア、トルコ、日本、ブラジルで優勝することが夢でした。イタリアとか欧州については、オファーをもらった時点ですでにプレーしている状況でした。トルコでまだ1年の契約があったのです。トルコは素晴らしい国で、選手としてプレーするにはとても良い国でした。海外でプレーするというのは嬉しかったので、日本からオファーを受けた時も、とても嬉しかったです。
ただ、トルコでの契約中で、僕を手放してくれるかどうかわからなかったので、日本からのオファーは興味がありましたが、まず許されるかどうかという懸念がありました。ただパナソニックは僕が欲しい、そして僕も日本へ行きたいという気持ちが合致したので、なんとか上手くできるのではないかなと希望を持っていました。
——昨シーズンのあなた自身の怪我は?
クビアク 他の人が受けてしまった怪我よりは軽いと思います。怪我はスポーツの一部であるし、そのスポーツをしていくうえでの人生の一部だと思うので、それをすべて避けることはできません。それを受け入れたうえで、ポジティブに積極的に、どう取り組んでいくかを考えないといけないと思います。
——パナソニックの中で仲の良い選手は。
クビアク:福澤達哉選手は唯一英語が喋れるので、一番会話が多いのは彼です。それ以外の選手も良い選手なので、仲はいいですよ。ただ僕は日本語が喋れないし、みんなは英語が喋れないので、そこでコミュニケーションが難しい部分もあります。でも、本当はもっと話したいという気持ちもあるし、みんな良い人間なので、コミュニケーションをとっていきたいなと思います。
——試合中に山内晶大選手へのアドバイスをよくされていますよね。
クビアク:彼が本当に理解してくれているかはわからないけど、相手チームの弱い部分を示せば、自分達にとって勝つために大事なポイントになるので、それは出来るだけ伝えるようにしています。彼は間違いなく昨シーズン始まりの頃より素晴らしく成長したと思いますよ。
——あなたのプレーは、とても自由で、運動量が多いですよね。それは、あなたが以前やっていたビーチバレーの経験からくるものなのでしょうか。
クビアク:あまりそうとは思いません。もちろんビーチバレーの経験が、インドアバレーにもとても良い影響をもたらしてくれるというのは、絶対にあります。だけど、ビーチバレーとインドアバレーとは比べるのは難しくて、全く違うスポーツだと思っています。自由に見えるようなプレーはすべて、「勝ちたいという気持ち」があってプレーしているのであって、それをみて好きとか嫌いとか誰かに言われても気にしない。試合に勝つためにそういうプレーをしています。
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