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インタビュー

2019-04-04 08:00 追加

久光製薬「初代チャンピオンの座を掴み、歴史に名を残せるように」岩坂名奈、新鍋理沙、石井優希、酒井監督 新Vリーグ初代王者への思い

久光製薬 優勝決定戦に向けて

V1リーグ 女子

 今シーズンから新しく生まれ変わったバレーボールのV.LEAGUE、「DIVISION1(V1)」女子の優勝決定戦「ファイナル/グランドファイナル」が6日、幕を開ける。ウエスタンカンファレンス首位で進出した「ファイナル8」を全勝で終え、リーグ連覇を目指す久光製薬スプリングスは「初代女王」の座をかけ、東レアローズを迎え撃つ。決戦を前に、酒井新悟監督、岩坂名奈主将、新鍋理沙、石井優希選手のタイトルへの思いをお届けする。

岩坂名奈主将

どちらも経験させてもらったのですが、ファイナル3を勝ってファイナルを迎えるのと待ち構えてのファイナルは違うと思っています。だからといって待ち構える側として変に緊張するのではなく、この間に、個人個人のプレーやチームとしての課題を一つでも多く修正できるので、勝って上がってきたチームに対して、自分たちの勢いを1週目の名古屋(ファイナル)の出だしから出せるように、みんなで取り組んでいます。今それだけを思って準備をしています。

自分たちも相手チームもデータは揃っているので、勢いやミスをしないことがカギになってきます。隙を見せると相手のペースになってしまうので、簡単なミスをしないように。勢いで攻めていきたいです。

出ているメンバーは出ていないメンバーの分まで、その思いを背負って戦っていますし、出られないとしても一人ひとりがチームのために何をすべきか考えて、試合中に助ける声を出してくれたり、練習の時にも切磋琢磨しながらやっています。チームが一つになったら、いいリズムでセットを取ったり勝てているので、そういったところをファンの皆様には見てほしいです。初めて見る方にはいろんな選手がいるというのを知っていただきたいです。若手にもいい選手はいますし、年上になればなるほどいろんな経験をさせてもらっています。チーム全員が一つになった時の久光製薬スプリングスを見てほしいと思います。

新しくリーグも変わって、その初代チャンピオンがあと少しのところまで見えているので、そのタイトルを自分たちの手でしっかりと掴みたいです。歴史に名を残せるように、一人ひとりやるべきことをしっかりやって、全員で同じ方向を向いてあと2戦、勝ち切りたいと思います。

新鍋理沙

今まで何度も連続してファイナルに来ていますが、今回が個人的に一番、不安というか……、このままじゃ勝てないなという思いが強くて……。レギュラーラウンドやファイナル8を戦ってきて、よかったという試合が少なかったこと、勝てる試合を落としたり取れるセットを取られたり、細かいところのミスが多い気がしていて、ファイナル8を終わった時にこのままだったら勝てないなと思いました。

結構(セットの)スタートでグダグダしてしまって、終盤に立て直す……立て直せるところは悪くはないと思いますが、ファイナル3を勝ってきたチームは勢いがあり、勝ち上がってきた自信がある。昨シーズン、自分たちが経験している(ファイナル3を勝ち抜いて優勝)のでわかりますが、その気持ち的な部分、勝ち上がってくるわけだから嫌なイメージが全くなくファイナルに来るので、まずはスタート、ゲームの入りはすごく大事だと思っています。
あと崩れ始めたらガタガタ行くことがすごく多いので、そういう我慢をしなければならないところでどれだけ我慢強くできるかが勝負だと思います。そうしてチャンスを逃さずに点数に必ず結びつけられたら、流れも変わってくると思うので。

久光製薬スプリングスは、レセプションアタックを1回で切る、どちらかというとサイドアウトのチームで今もそうですけど、そこを徹底して行ってきたのにプラスして、リードブロックなど、それまでチャレンジしてこられなかったことを、少しずつみんなで意識してやってきています。これまでの久光製薬スプリングスのバレーに加えてリードブロック、チームとして前衛もそうですが、後ろ(のディフェンス)もブロックを見て動くということが少しずつできてきているので、そういうところも見てほしいと思います。

初代チャンピオンは当たり前ですが、今シーズンしかチャンスはない。そのチャンスを掴めるところまで来ている。ファイナルまでの毎日の練習や積み重ねをコートで出さないと意味がない。まずは1戦目(ファイナル)に向けて気持ちも体もしっかり準備をして、悔いなく終われたらいいなと思います。

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