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インタビュー

2019-04-20 08:00 追加

越境バレーボーラー タイランド 柳川大知インタビュー【前編】旅先のタイでトライアウト!? V2(チャレンジリーグ)からアジア進出

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――大きな失敗とかなかったですか? あー、これやっちゃったなーとか?

失敗はありますけど…(笑)。ははは…これどうなんですかね(笑)? 失敗は、話すと…。試合前、監督は用事があって全然来てなかったんです、3日間くらい。週初め火曜日から練習なんですけど、日曜日試合で、火水木と来てなくて金曜日練習、土曜日移動みたいなスケジュールで、金曜日にやっと来たんです。それで選手も疲れている状態でいきなり「今週チームワークが足りないから、チームワークを上げる」とチームワークの練習を多くやるって言って、ゲームライクの練習をめちゃくちゃやって、それがめちゃくちゃ強度高い練習だったんです。長い時間、ゲーム形式の練習。

――何時間くらいですか?

4時間くらいやりましたね。長い時は4時間くらいやるんです。タイの練習は長くて。試合前でコンディション合わせてるのにこれはないでしょ! みたいになって、ちょっとイライラしたというか…怒っちゃって。何も言ったりはしてないですけど、僕が監督に上手く伝えられないっていう部分もあって、それで練習止めてしまって…。ちょっとやっちゃったなって(笑)。

――その時の監督の反応は?

監督の反応は…それはもう怒ってましたけど…はい。

――他の選手は反抗しなかったんですか?

他の選手は態度とかには表さなかったですね。それが普通なんでしょうね。そこのあたりを、僕が分かってなかったんですけど。強度高くて僕はちょっと、こんなんやってるんだったら休んだ方がいいと思って、ちょっとイライラしちゃって…(笑)、練習止めてしまって監督が怒ったんですけど、それが失敗ですね。チームメイトは「どうしたの?」「大丈夫?」みたいに聞いてくれました。

――海外の選手は、監督や周囲にも自分の意見を主張する傾向にあるようですが、タイではどうですか?

意見はたまに言いますけど、基本的には監督の言うことに全部従うみたいな感じですね、タイは。文化とかそういう部分からも来てると思うんです。結構目上の人を敬うっていう文化なので、だからやっぱりバレーボールでもまずは従うみたいな感じですね。たぶんどこのチームもそうじゃないかなと思いますね。はい。でも、いろいろあったんですけど、次の日には全然大丈夫でした(笑)。

――4時間は長いですね…ヨーロッパだと3時間でも長いという感じですが。

いや、ホントに。4時に体育館集合して始まって、8時くらいまでって感じですかね? 長い時ですけどね。3時間とかですね、大体。

――試合は週に一回ですか?

週末、土日のどっちかにやって、次の日オフでそこから練習みたいな。

――日本と比べて練習はどちらがハードですか?

僕の前いたチームよりはハードですね。バレーしかしてないというのもあるので。前は僕、仕事して、バレーしてって感じだったので。タイはスケジュール的には朝8:30から…

――8:30から?

8:30から2、3時間。トレーニングだけの時は1時間くらいで終わるときもあるんですけど、長いと3時間、朝から(笑)。そこも日によっては違うんですけど、ボール練習で長くなると3時間やって、で、夕方は大体4時から3、4時間とかですね。というのはタイは昼間、めちゃくちゃ暑いので多分それで避けてるんだと思います。エアコンはないんで。

――日本のリーグは冬、寒い気候でしたが違いますか?

そうですね、最初はもう全然。暑過ぎて。最初は熱中症なんじゃないかみたいな感じで。みんな平気にやってるんで段々慣れましたけど。

――体力がついてきたんですね?

それもありますし、その暑い環境に慣れて。温かい方が動きやすいですけどね。日本だと体冷えて動きたくないみたいになるんですけど、タイだとあんまり動きたくないっていうふうにはならないですね。あと日本の夏よりも暑さはあんまり…カラっとしてるというか、一応冬なので、雨期ではなく乾季なので、乾燥はしているので過ごしやすいといえば過ごしやすい。日本の夏よりは。

後編に続く
聞き手:宮崎治美

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