2019-05-27 12:02 追加
パナソニック池田政之「憧れの清水さんと一緒にできたのは宝」現役引退談話
パナソニック池田引退コメント
SV男子
パナソニックパンサーズの池田政之が、第68回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会をもって現役を引退した。左利きのオポジットとして活躍した。同じポジションには、清水邦広、大竹壱青、今村貴彦がおり、近年、なかなか出場機会には恵まれてはいなかったが、明るい性格でチームの盛り上げ役になっていた。黒鷲旗でサントリーサンバーズとの決勝後に、池田に心境を聞いた。目には涙があふれていた。
ーー黒鷲旗の決勝をもって、現役引退となりましたが、今の心境を。
池田政之(以下、池田):負けてしまいましたけど、悔いはないです。
ーー今大会ではワンポイントで出ました。
池田:自分が活躍できればいいなとは思ったんですけど、ワンポイントで点数を取ったり、ブレイクをするのはなかなか難しいというのはわかっていました。
ーーこれで現役最後、パナソニックで内定含め6シーズンを過ごしましたが、どうでしたか?
池田:本当に言葉で言い表せれないほど、とても良い経験をさせてもらえましたし、なかなか最後の方は、ユニフォームを着て試合に臨むことはなかったのですが、それでも、やるべきことというのは一人づつ、人それぞれちゃんとありますし、そういった面でできたというのは本当に良かった。6年間で何度も優勝を経験させていただだいて……本当に良かったと思います。
ーーバレー人生、振り返ってみてどうでしたか?
池田:まず、ここまでできたというのは僕の中でびっくりしてましたし、あと、本当に昔から憧れだった清水(邦広)さんのもとでバレーボールができたというのが、すごい自分の中で宝ですし、あとは大学の先輩でもある深津(英臣)さんには本当にお世話になって、ここでできた、パナソニックでできたというのは良かったと思います。
ーー思い出に残る試合は?
池田:去年3冠させてもらって、リーグの決勝、豊田合成さんとの試合、フルセットで14点目を決めたのは印象的には大きいですね。ずっと思い出です。
ーー今後は?パナソニックで社員?
池田:はい。
ーーサラリーマン生活ですね。
池田:不安だらけですけど、ここでやってきたことというのがあるんで、近くにもパンサーズの仲間がいるんで、すごい不安ではありますけど、僕も負けないように次のステップでがんばっていきたいと思います。
ーーまたバレーの世界に戻ってきますか?
池田:いや、今は何とも言えないです。今はとりあえず、ちょっとゆっくりして、もしそういうのがあれば、やりたいと思います。
(取材:大塚淳史)
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