2019-11-08 23:25 追加
久光製薬・石井優希「自分らしいキャプテンになりたい」日立・窪田美侑「多治見監督にブロックを教わっています」
V1女子 プレミアカンファレンス 日立対久光製薬 会見コメント
SV女子
11月2日に大田区総合体育館(東京都)で行われた2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)プレミアカンファレンス、日立対久光製薬の会見コメントをお届けする。
日立 3(19-25、25-23、21-25、25-21、15-13) 2 久光製薬
■久光製薬スプリングス
●石井優希主将
悔しい結果になってしまいました。 先週岡山さんに負けて、そこから反省というか、修正するところも多くて、 今まで以上にチーム内でコミュニケーションをとりながら確認をしてきました。正直試合に対して不安もありながらも、 勝つために選手がどんどん意見を出し合って、修正して臨んだ今日の一戦でした。 内容は思っていたよりはできていたのですが、 取るべきところで点が取れていなかったことが敗因ではないかと思います。
今日は小島がトスを上げましたが、復帰して間もなく、代表から戻った選手と合わせる時間が少なかった中でいいコンビもたくさんあったので、今日の負けをしっかり受け止め、これからどんどん試合を重ねていかなければならないので、次の試合に全力で勝つ準備をしていきたいと思います。
●小島絢野選手
フルセットというタフな試合の中で、取るべきところで点数が取れていないというのがありました。これがリーグ序盤ということもあり、ここからファイナルに向けて取るべきところというのがチーム全員で「ここだ」というのをしっかり認識して、全員で取りにいくということをもっと詰めていかなければならないと感じました。試合をやっていく中で、セッターとしてはコンビを合わせることであったりとか、自分のやるべき仕事を一人ひとりがもう少し、やりながらではありますが、「ここ」というところを押さえていけるようになっていきたいと思います。
――石井選手に。今日の試合のコンビやブロックについてはどう捉えていますか?
石井:コンビが合わない場面もありましたし、栄(絵里香)が入っていた時はブロックの上からストレート側に打たれ、ミドルがそこにカバーで入るとカンチャン(ブロックの間)に打たれて、どこに入ればいいかわからないという迷いがありました。そこから1本落ちたら修正を繰り返し、どんどん連係がなくなっていき、迷いのある練習が続いていました。しかし、そこは割り切っていかないといけないですし、捨てコースというものもちゃんと作りながらやっていかなければならないと思います。小島が入った時はブロックタッチを多く取ってくれたりしましたが、シーズンはずっと続くので、今後どうなるかわからないですし、誰が入っても同じバレーができるようにしていかなければならないと思います。練習の中でうまくいかないことが不安材料になっていて、ディフェンスもコンビも合わないとなったら何もできない状態だったのですが、こちらに移動してきて、今日は負けましたが、いいプレー、いいコンビもたくさんあったので、いい部分をしっかり自分たちの自信につなげながら明日以降も取り組んでいきたいと思います。
――石井選手に。キャプテンになってご自身の中で変化はありましたか?
石井:先週までの試合でキャプテンという重圧があったり、変に自分にプレッシャーをかけていた部分がありました。「チームをまとめられていない」と思って自ら暗くなっていた部分があり、 それがプレーにも出ていたので、そこをいちばんに反省し、自分らしいキャプテンをやっていきたいです。私より先輩の選手は助けてくれると思いますし、若い子も私の今までの経験を見てついてきてくれると思うので、キャプテンだからどうこうではなく、今までの積み重ねから発信をしていきたいと思います。それにプラスしてチームのことを考えて視野の広さや心の寛大さなどを身につけていけば、心に余裕ができ、いいプレーにもつながると思ったので、今はそういう気持ちでやっています。でも、やはりキャプテンとしての仕事というのは勝たせることだと思うし、つらい時に引っ張れることだと思うので、まだまだ足りない部分もたくさんありますが、チーム内にキャプテン経験のある選手も多いので、みんなの助けを借りながら、「よかったな」と思えるシーズンにしたいと思います。
――石井選手に。岩坂(名奈)選手からキャプテンを引き継ぐにあたって、何かアドバイスなどはありましたか?
石井:代表合宿中に監督からお話をいただく前に岩坂選手と話をしました。「自分も助けるからキャプテンをやってみたら?」という言葉をもらい、私自身もオリンピックを見据えた時に成長しなければならないと考えて引き受けることにしました。今日の試合では負けた後に岩坂選手がみんなをまとめて声をかけてくれて、本当に私としては助かっています。自分ひとりでは何もできないので、助けてくれる存在がいるのが心強いし、より「私がもっとやらないと」と思わせてくれる存在になっています。
――今日の試合の対戦相手のセッターが代表で一緒にプレーした佐藤美弥選手でしたが、石井選手から見て、佐藤選手のトス回しで今年の代表経験を経て、昨シーズンまでとは違うと感じたところはありますか?
石井:やはりミドルを引っかけてのサイドへのトスは巧いなと感じますけど、代表の時と比べてミドルの選手の打数が今日の試合では少なかったように思います。それでこちらもサイドの選手へのマークがしやすかったというのがありました。
――小島選手に。復帰後、ご自身の中で手応えは?
小島:体力も技術もまだまだ戻っていないというところはありますが、その分コミュニケーションをとり、1本1本練習で確認し、試合中も話をしながら取り組んでいます。自分の気持ちをしっかり伝えることでスパイカーからも反応がありますし、そういう部分での手応えは感じています。
――バレーボールを離れている期間に外からバレーボールを見て感じたことは?
小島:離れている期間はバレーボールとは全然関わりがなかったので、離れていた時に感じたというよりは戻ってきてみて、海外でプレーしている選手もいますし、私がお休みしていた2年間でそれぞれがすごく成長しているなと感じています。でも、その選手の強みの部分は変わっていないなと。
――バレーボール全体の戦術のトレンドなどで変化を感じた部分は?
小島:バックローの部分で日本代表も挑戦していますが、攻撃枚数を増やすというところで全体的に増えてきているのではないかと思います。
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