2020-04-11 15:52 追加
コッパ・イタリア男子ファイナルゲームレポート チヴィタノーヴァvsトレント
コッパ・イタリアゲームレポート
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コッパ・イタリア男子大会ファイナルが2020年2月22日、23日の日程で開催された。今年はカザレッキオ・ディ・レーノ(ボローニャ県)のウニポル・アリーナで行われ、予選を勝ち残った4チーム(チヴィタノーヴァ、トレント、ペルージャ、モデナ)が熱戦を繰り広げた。
準決勝①
チヴィタノーヴァ-トレント
3-2(15-25, 20-25, 25-16, 25-21, 15-12)
準決勝第1試合は2/21現在(執筆当時)リーグ2位で世界クラブ選手優勝のチヴィタノーヴァとリーグ4位でイタリア代表セッタージャネッリ擁するのトレントの対戦。スターティングメンバーは以下の通り(P1から)。
チヴィタノーヴァ
OH9レアル(BRA) MB13シモン(CUB) S14ブルーノ(BRA) OH5ユアントレーナ(ITA) MB1アンザーニ(ITA)
OP11リフリツキ(LUX) L17バラーソ(ITA)
トレント
OP7ベットーリ(ITA) OH18チェブイ(SLO) MB20リシナツ(SRB) S9ジャネッリ(ITA) OH2ラッセル(USA)
MB11カンデラーロ(ITA) L10グレベニコフ(FRA)
第1セットはトレントのサーブからスタートした。チヴィタノーヴァが俄然優位と見られていたが最初から動きが硬い。一方のトレントはサーブとブロック戦術が機能し、ベットーリやリシナツの活躍により、序盤でダブルスコアにする(5-10)。その後も点差は広がり(13-20)、チヴィタノーヴァは相手サーブに狙われていたレアルをOH2コヴァル(ITA)に代えたが時すでに遅く、最後はリシナツのサービスエースでトレントがこのセットを取る(15-25)。
第2セットもお互い第1セットとスタメンは変わらず。このセットも引き続きトレントがオフェンス・ディフェンスともに好調で試合を優位に進める。防戦一方のチヴィタノーヴァはシモンをMB16ビエニエク(POL)に(6-12)、アンザーニをMB12ディアマンティーニ(11-15)として両ミドルを代え、また一時リフリツキのサーブで追いついた(18-19)が、その後トレントがチェブイの軟打などで突き放し、最後はビエニエクのクィックがアウトとなってトレントがセットを連取する(20-25)。
第3セット、チヴィタノーヴァはMBをシモンとディアマンティーニでスタート。このままトレントが行くかと思いきや序盤からチヴィタノーヴァのリフリツキとレアルのサーブとスパイクで一気に5点差とする(6-1)。トレントもチェブイのスパイクなどで食らいつこうとするが点差は縮まらない。トレントはOH93コバチェビッチ(SRB)、OH5ミチェレット(ITA)、OP12ジュリッチ(GRE)の3人を投入する(18-12)が流れは変わらず、ブルーノのブロックでチヴィタノーヴァがこのセットを締める(25-16)。
第4セットもお互い第3セットと同じ布陣。チヴィタノーヴァがシモンのブロックから1点目を奪うとその後も彼のスパイクやブロックなどでトレントを引き離す(2-6)。しかしトレントもラッセルの強気のサーブから追いつき(9-9)、チヴィタノーヴァがタイムアウト明けからアンザーニとコヴァルを投入(12-12)。その後シモンのサービスエースが炸裂(15-13)。狙われていたチェブイをコバチェビッチに代える。その後サイドアウトが繰り返されたがリシナツのクィックをシモンが止めブレイクを奪うと(19-16)、その後もシモンが爆発しこのセットだけでブロック4本を含む11得点。そしてユアントレーナのスパイクが決まりチヴィタノーヴァがセット連取(25-21)。
第5セットはチヴィタノーヴァがシモンの対角にビエニエクを入れて彼のサーブからスタート。リフリツキのスパイクを中心にチヴィタノーヴァが先行しコートチェンジ(8-7)。しかしトレントもコバチェビッチやミチェレットで守備を固めて食らいつくが(12-12)、ブルーノサーブからブレイクに成功したチヴィタノーヴァが得点を重ね、最後はチェブイのスパイクをビエニエクがシャットアウト(15-12)。チヴィタノーヴァがこのセットを掴んでなんとか決勝へ駒を進めた。
試合後のコメント
とても厳しい試合でした。最初の2セットはトレントがとても素晴らしかったです。今日のトレントは今までで1番は自分たちを苦しめたチームの1つだったと思います。最初の2セットは彼らの守備がとてもよかった。しかしその後で自分たちはよりスマート、よりハードにプレーすることに努めました。結果自分たちは試合に勝利し、明日の決勝へ進めました。それが1番重要です。
取材・文:堤敏樹
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