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会見・コメント

2020-07-24 12:53 追加

バレー男子代表・西田有志「五輪まであと1年あればもっと成長し、強くなれる。そう考えたら、一層気合いが入りました」(会見全文)

全日本代表 男子

――五輪1年延期や今シーズン国際大会が行えないことについて、石川選手や福澤(達哉)選手とはモチベーションを上げるために話をしたことはありますか?

西田:練習をしていく中で毎日のようにそういう話をしています。大会がないからモチベーションが上げられないというのは違うと思いますし、そういう中で今、自分たちがこの環境で練習をしているのはなぜなのかということを考えるようになり、そう考えることでモチベーションが上げられるようになりました。大会がないのは事実ですが、大会に近い状況でやれるのがこういう場での練習だと思いますので、そういうことを考えながら、いつも練習に臨むようにしています。

――五輪1年前ということもあり、東京五輪の中止や再延期の意見も出ていますが、五輪を目指すアスリートとしてどう受け止めていますか?

西田:いろいろなところでオリンピックがあるかないかと言われていますが、自分たちはこれから先どうなるのかわからないので、先を見るよりも、今この1日をどう過ごすのかを考えて取り組むことが後々いい方向につながると思います。やはり、苦しいことにたくさん取り組んで、いろいろな壁にぶち当たることも大切ですし、オリンピックが来年あった時に「これはやっておいてよかった」と言えるような内容で迎えたいと思います。なので、そこはあまり考えず、この1日で自分がどこまでできるのかということを試されていると思って、1日をしっかりと過ごすことが大切なのかなと思います。

――体幹の強化をされてきたとのことですが、具体的にどれくらいの頻度・練習量をこなしてきましたか? 昨シーズンと比べて、体重や筋肉量、体脂肪の変化があれば教えてください。

西田:コロナ自粛期間中は毎日のようにコアトレーニングをしてきました。トレーニングルームでできる機会もあり、そこでは自分は代表やチームでやっていたトレーニング以上のものをやらないといけないと思って取り組みました。有酸素運動も体幹トレーニングも大切だと思うので、その必要性をよく考えましたし、毎日続けることの大切さに改めて気づきました。その結果、体重が2kgくらい増え、体脂肪も以前は4%くらいだったのですが、体脂肪がなさすぎると体に負担がかかるので、6%くらいに増やして、現在はいいバランスのコンディションでプレーできています。

――延期になった五輪に対して、「より一層気合いが入った」というのはなぜでしょうか? そう思うに至るまで、どのような心境の変化があったのでしょうか?

西田:延期に対してよくない感覚もありましたが、起こってしまったものはどうしようもない。それをどうプラスに捉えるのか考えた時、「あと1年成長できるんだ」とポジティブに考えるようになりました。それにより、「もっと強くなれる」という感覚になったので、本当に、この1年で自分がどこまで成長できるのかという楽しみがあります。

――石川選手は再会した西田選手の体が一回り大きくなったと感じたそうですが、逆に西田選手から見て石川選手はどのあたりが更に進化したと感じていますか? また、今は柳田(将洋)主将がいない中で、キャプテンシーを発揮している選手は誰ですか?

西田:石川選手もフィジカルの面で強くなったと思います。イタリアに行ってから体つきが変わり、打力なども海外の選手に引けを取らないようなプレーヤーになってきていると思います。自分はそれに追いつくというよりも追い越すつもりで練習に取り組んでいます。そういう先輩がいらっしゃる中で日々の練習に取り組めることは、自分自身のモチベーションにもつながり、嬉しく思います。

キャプテンシーよりも一人ひとりの自覚が大切になる合宿だと思います。「誰かがやってくれる」という考えではオリンピックでは絶対に勝てないと思いますので、僕も自分がやるべきことに対しての責任感を持つようにしています。誰かが困っている時には助けてあげられるような選手になることが大切だと思っているので、今回はキャプテンシーというよりも、一人ひとりの自覚が強い合宿なのかなと思います。

――8月2日の紅白戦では、ファンにどんな姿を見せたい?

西田:コロナ禍でもバレーボールをやって、技術がどんどん向上しているところをお見せできたらいちばんいいと思います。また、ファンの方々の中にもコロナや自然災害の影響でつらい思いをしている方もいるかもしれませんが、そういう方々に対して、明るい形で「バレーボールって面白いんだな」と、元気を与えられるような内容のゲームを展開していきたいなと思います。

――他の競技でファンの入場が可能になってきているのを見て、感じることは?

西田:近くで観戦できれば燃えると思うんですけど、こういう状況下では難しい判断でもあると思います。ネットからでも元気を与えられるような内容や姿を皆さんに見せられるようにしたいです。そのためにもこの合宿での練習が大切になってくると思います。国際大会がない中、こういう紅白戦が大切な試合になると思いますので、自分たちはそこを自覚してレベルの高いバレーを展開していきたいと思います。

――この合宿で、年下でも自分より技術の高い選手がいるとおっしゃっていましたが、具体的に、どの選手のどういうところがすごいと感じますか?

西田:大塚(達宣)選手や髙橋藍選手は、自分が持っていない技術をたくさん持っていると思いますし、その部分は自分も認め、尊敬しているのですが、自分もそこで負けてられないというプライドもあるので、逆に燃えるという状態になっているかなと思います。

――改めて、東京五輪への想いと目標を教えてください。

西田:東京オリンピックに向けて、この合宿をいい内容で終えることが大切だと思います。オリンピックまでは時間があるように見えるけど、そうではなく、その中でどれだけレベルアップできるのかというのは自分次第だと思います。いい結果を求めたいのであれば、苦しい状況の中でもレベルアップしていくことが必要不可欠です。自分は果敢にそれに挑戦し、レベルアップをしていき、オリンピックでメダルを獲りに行けるようなレベルになれるまでしっかりやっていきたいと思います。

写真提供:FIVB

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