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会見・コメント

2020-08-11 16:26 追加

バレー女子日本代表・黒後愛「五輪延期が決まった時は正直、絶望感はなかった。この1年で課題をクリアし、パワーアップしたい」(リモート会見全文)

黒後愛 リモート囲み会見(全文)

全日本代表 女子

8月8日に行われたバレーボール女子日本代表・黒後愛選手のリモート囲み会見のコメントをお届けする。

――今回の合宿に向けて準備してきたことは何ですか?

黒後: 今回の合宿に入る前に(新型コロナウイルス感染拡大による)自粛生活があり、これだけ長くバレーと離れることが初めての経験だったので、 まずそこをどう戻していくかというところから始まりました。
自粛期間前よりもいい状態でこの合宿に入りたいという気持ちが一番だったので、特にディフェンス面のサーブレシーブの安定感はすごく意識して取り組んでいました。攻撃面では相手のブロックが完成する前にスパイクを打ち切るために速いスイング、速いスパイクを意識して練習していました。

――同じポジションの新鍋理沙選手が引退しましたが、新鍋選手と何か話はされましたか?

黒後:(新鍋選手の引退発表後は)連絡を取り合っていないです。すみません(苦笑)。

――新鍋選手の引退発表を受けて、改めて代表への思いを教えてください。

黒後:リサさんの存在は自分の中ですごく大きくて…。チームの守備の要として安定感のあるプレー、チームにとって大事な1本目を正確に、丁寧に持っていく姿などを常に見ていて、自分が真似したいと思うプレーをたくさん見せてくださる存在でした。私も自分のプレーを見て、あんなプレーがしたいと思ってもらえるような存在になりたいと今は思っています。

――コロナの自粛期間中、バレーと離れたとおっしゃいましたが、どの程度練習ができなかったり、制限がありましたか? また、その期間で何かバレーへの捉え方や自分自身の考え方に変化はありましたか?

黒後:期間としては1か月ほどバレーと離れて生活していました。バレーボールに直接触れることがほとんどなく、自分が持っているボールを使って、少しボールコントロールや、家の壁で壁パスをしたりするくらいしかできませんでした。バレーと向き合う時間としては、自分が出場した試合の映像を見る時間が多く、客観的に自分のプレーを見る時間が増えたので 、頭の中で次に自分がバレーボールをする時のイメージをより強くすることが増えました。

――中田久美監督が黒後選手について、東レで主将を務めて大人になったという評価をされていますが、ご自身ではどう捉えていらっしゃいますか。

黒後:とても嬉しいです(笑)  東レで主将を任され、もっと自分自身、成長していかなければならないという思いがあるので、プレーでチームを引っ張っていけるように、もっと安定感のある選手になれればと思います。

――サーブレシーブをしてから攻撃に入る状況と、攻撃専念の状況、どちらもあると思いますが、ご自身の感覚としてはどちらがいい、攻撃がしやすい、など感覚的な面でどう違いを感じていますか?

黒後:サーブレシーブからのコンビというのはテンポが大事だと思っているので、1本目の質にもこだわっていきたいですし、自分がパスしてからの攻撃とそうではない攻撃ではリズムが全然違うと個人的には感じています。パスして攻撃に入る時は、自分のパスを少し高めにして攻撃に入るというイメージを持って取り組んでいます。

――東レの主将となって、気持ちの変化はありましたか?

黒後:自分がキャプテンになることに決まってから、チームのみんなにすごく声をかけてもらっていて、気を遣わせてしまっているのかなと感じている部分もあるのですが、ひとつひとつの言葉がとても嬉しくて、むしろこれまで通り、ありのままの自分でいいのかなと思えている自分がいます。

――先ほど、スイングなど速くしているという話がありましたが、中田監督はスパイクの時、もう少し速く入ってほしいとおっしゃっていました。黒後選手にとって、速く入る難しさはどんなところですか。

黒後:先ほどのお話の中にもあったのですが、サーブレシーブした後、自分で攻撃に入る時はトスのスピードに追いつけない時があるので、パスした後の速いコンビは難しいかなと思うこともあるのですが、自分がパスをしないで攻撃に入れる時はできるだけいい攻撃ができるように、いい準備をしていきたいなと思っています。

――代表合宿も終わり、見つかった課題はありましたか? また、それを克服するため、Vリーグではどんなプレーをしていきたいでしょうか?

黒後: ディフェンス面ではまず、サーブレシーブの正確性、安定性というのはずっと言っているんですけど、もっとより良いものにしていきたいなと思いました。 また、ディグで前よりも引っ掛けられるボールが増えてきたとは思うのですが、そこから次の展開に持って行きやすい場所に上げる技術というのが大事だと思うので、ディグの返球率にはもっとこだわりたいなと感じました。
攻撃面では、高い相手に対して被ブロックが増えてしまうので、相手のブロックを利用して点数を取ることは意識していきたいです。

――五輪延期が決まったときの心境は? また、この1年という期間をどう考えていますか?

黒後:テレビで延期になることを知ったのですが、正直、「なくなってしまったんだな」という絶望感みたいなものはあまりなかったです。自分の中では「(今年は)なくなってしまうのではないか」と思っていたところがあって、延期が決まり、「やっぱりな」と思ってしまったのかなと。自分でも言葉で表現するのは難しいのですが、でも、「絶望」みたいな感覚はなかったです。
この1年はさらにパワーアップできる期間だと思っているので、この期間で先ほど言った課題をひとつずつクリアしていけたらと思っています。

――先ほどおっしゃった、自粛期間に自分の映像を見て気づいたことや、改善しようと思ったことはどんなことでしたか? また、今季代表に相原(昇)コーチが加わりましたが、それによって新しい発見などはありましたか?

黒後:動きのメリハリ、攻守のメリハリはもっとつけられるなと思いました。ボールを触っていない時間にどういう動きをするのかというところが1点につながってくるのではないかと映像を見て思ったので、ボールに触るまでの時間の使い方をもっと大事にしたいなと感じました。
相原コーチからは、攻撃面でシュート回転についてずっと言われ続けているのですが、気をつけることにより、より速いトスも打ち切れるようになったので、そこは自分の中ですごく変わったと思います。

――自粛期間中はどこで過ごしましたか? また、この期間に読書や料理など、バレー以外で何か挑戦したことはありましたか? もしあれば感想も教えてください。

黒後:実家に帰って過ごしていました。家族と過ごす時間が多かったので、家事を手伝って、料理などはしました。普段は寮生活なので、基本、準備していただいた食事を食べるので、自炊をほとんどせずに生活しています。なので、家族と過ごす時間の中で母からいろいろ教わることはすごく新鮮で、ゆっくり過ごすことができました。

――速いスパイクを身につける上で、お手本にしている選手はいますか? もしいるとしたら、どういうところを参考にしていますか?

黒後:マユ(石川真佑)かな…。石川選手のスパイクはよく見ています。トスが上がってから打つまでの時間がすごく速いですし、高いブロックに対しても被ブロックが少ないイメージなので、どういうテンポで打っているのかなというところを見ています。


三大大会デビューを果たした2018年世界選手権にて(写真:黒羽白)

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