全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>会見・コメント>宮下遥・迫田さおり  世界選手権に向けて

会見・コメント

2014-09-20 16:19 追加

宮下遥・迫田さおり  世界選手権に向けて

世界選手権に向けての会見コメント

全日本代表 女子

宮下遥選手

OLYMPUS DIGITAL CAMERA―世界選手権に向けて、力を入れている練習はありますか?
グランプリを通して、組み立てというよりは一人ひとりとのコンビの精度に若干不安があったままずっとやっていたので、今はコンビで何となくで終わっているところを細かく「今の上げ方どうですか?」「今のはもっとこうした方がいいですか?」と自分から(スパイカーの選手に対して)、練習を多くするというよりも会話を多くというのを意識的にやっています。

―普段の練習の中でですか? それとも練習を離れている時間帯もでしょうか?
両方ともやっています。

―ワールドグランプリの間は、精神的に張り詰めたものがあったのでしょうか?
プレッシャーは全くなくさせてもらえたので、そういう意味では精神的にきつい部分はあまりなかったです。でも、なかなか予選でチームが勝てず、メンバー同士の雰囲気もあまりよくなくて…という時に「何か変えなきゃいけないな」とか、「チームのために何かしなければいけない」とか、そういう意識を持ってずっとやってたら、少し気疲れしました(笑)

―迫田選手がチームに戻ることで、ワールドグランプリの時とコンビ面などで変わることはありますか?
迫田さんが入ることで誰がどこに入るのかというのが少しずれたりとか、このローテの時には誰がどこから攻めるのがベースになるのかなどがまだはっきりしていない部分もあるので、もう少し自分の中でうまく整理ができたら、いろいろできるかな、と。今はまだ6対6の練習などが始まったばかりで、1回1回時間をとって「こういう時はこう」とか考えながらしないと追いついていない段階なので、手応えのようなものはまだ特にないです。

―前衛が2枚の時にいかに切るかというのがワールドグランプリの時に課題としてあったと思うのですが、その点で迫田選手のバックアタックがあるというのはどう生きてくると思いますか?
個人的にまだ迫田さんとバックアタックを完全に合わせていないので…。中道さんと迫田さんはずっとチームで一緒にやっているので、何も考えなくても自分たちのコンビができて、そこはすごい武器だなと思うんですけど、私はそういうわけにはいかないので…。迫田さんがバックにいるからバックアタックが武器だというところまでの自信まだないです。

―ワールドグランプリのブラジル戦で機能してると感じた部分はありますか?
こういう返球が来た時にはどこに上げる確率が高くなるとか、日本がやってることと同じで相手にも同じようにデータはあるので、パスがうまく入った時とかの条件付きになりますが、スパイカーの枚数が3枚から4枚ある時は、ブロックが1枚になれてるなとは思います。

―張り詰めている時の息抜きの方法は?
私は結構人と話したりするのが好きなので、年が近い大野さんなどと一緒にお風呂に行ったりして、バレー以外のこともお互いに喋って笑ったりして、そういうのでリラックスというか、張り詰めた気持ちを和らげたりしています。時には先輩と、バレーのことでもいろいろ真剣に思ってることを話したりして、自分の中で溜め込まないようにはしています。でも、バレーのことで自分はこう思ってるけど、というのはまだちょっと出しきれない。出し切れる相手を判断しなければならないですね(笑) そこは自分で決めています。

―同じチームの山口選手とのコンビについて何か気をつけていることはありますか? チームと全日本での違いは?
もっとユメさん(山口選手)のいいところを出したいんですけど、なかなか今の戦術でユメさんが入るポジションだと出しづらい。多分、(外から見ていると)わからないと思うんですけど、ユメさんは他の選手を活かすというふうにしてやっているので、私はその中でもユメさんが少しでも活きるような手助けをしたいと思っています。

―岡山ではネットに近いトス、全日本ではネットから離して上げるというのがあると思うのですが、そのあたりはどのように切り替えていますか?
考え方から切り替えます。去年はうまく切り替えができず、ネットからボールを離すというのが自分では受け入れられなかったところがありました。そんなやり方ではダメだと決めつけてやったことがうまくいかない結果になってしまったので、それが心残りで終わったシーズンでした。なので、今年は捨てたわけじゃないですけど、何か変えてみようと思って、考え方を変えました。

―ネットから離すトスは不安なく上げられるようになりましたか?
何も考えずにやると、どうしてもラリー中は自分のトスに戻ってしまったりするので、なるべくラリー中でも近くならないようにというのを考えながらやっています。スパイカーに近くなったら言ってもらうし、スパイカーにも余裕があったら、ラリー中は近くなる癖があるというのを伝えているので、呼ぶ時に「離して」とかそういう声をかけてくださいと言うようにしています。自分の力を出すためにもそうだし、スパイカーもいい状態で打てるためにも助けてもらってやっています。

―20歳の誕生日はどう過ごされましたか?
朝は岡山で迎えて、7時くらいに寮を出て、新幹線で3時間半くらい過ごし、午後は東京で収録があったので、ずっとテレビ局で過ごしました(笑)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA―ケーキは食べましたか?
はい、いただきました。

―20代の目標は?
多分、無理だろうと思われるかもしれないですけど、もう少し落ち着いた動きができるように心がけたいと思います(笑)

 

>> 会見・コメントのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック