2016-07-10 09:56 追加
『つなげたから』 五十嵐元 引退記事(2)インタビュー・後編
V男子
皆さんは、鳥肌が立ったことがありますか。
僕には2回ありました。
ひとつは、2013/14、3位になったシーズン。
最終週の刈谷で、瀧澤がねんざして、警視庁に1セット目取られたあと。南が出てきて2セット目、だったんですけど、正直、得点王の瀧澤を欠いたチームが、警視庁にどれだけやれるのかと思ってたら、1セット取ったんですよね…
その時、コートチェンジでぐわーっと回ったら、上で、(応援席の)皆さんが、
「うおああああああああああああ!」って、めちゃ喜んでて、それを見て、「うおおおおおおおおおお!」って、鳥肌が立ったのと、もうひとつは、都澤先生が亡くなって、その次の日におこなわれた三好との試合(2014/15の1月11日、桜でのホームゲーム)ですね。
1セット目、僕が、あんまりそのセットでスパイク打ってなかったんですけど、終盤になって、めちゃ後ろから二段トスがぐおーーんって上がってきて、ああああああ、やばいやばい、って思って、とりあえず思いっきり打ったら、間をスコーンって抜けて、決まって、ぱっと振り返ったら、桜のひな壇があって、
それを見た瞬間、「うあああああああああ」って、鳥肌が立ちました。
けっこう長いことやったんですけど、この2回しか立ってないんですよ。
で、ほかのチームでも何回もやってるんですけど、鳥肌が立ってないという意味で、何が違うのかな、って考えたんですけど、今までのチームは、僕がバレーボールがんばりたいなーと思ってるのに対して応援してくださるひとがいたんだなーって思ったのと、サンガイアは、バレーボールをさせてもらってる、皆さんのためにバレーボールをしているっていう意味で、その喜びみたいなのがそれ以上だったから、鳥肌が立ったんじゃないかなと思います。
というのを、皆さんに伝えたくて、これを考えてました。
なので、若い選手には、こういう体験をさせてあげたいし、スタッフには、同じようにこういう体験が出来るように、選手に力を貸してあげて欲しいなーと思いますし、もちろんファンの皆様に鳥肌を立たせられてるという、そんな体験がこれからも沢山できるようなチームであってほしいなと思いますので、皆さん、一緒になってサンガイアを盛り上げて行けたらなーと思います。
長くなりましたが…
引退します。
ありがとうございました。
(2016年5月14日 つくばユナイテッドSun GAIA ファン感謝祭での挨拶)
同じカテゴリの最近の記事
- 「そして、また走り出す」 群馬グリーンウイングス・白岩蘭奈さんインタビュー SV女子 [SV女子] / 2025.09.29
- 待望の復帰!埼玉上尾メディックス・入澤まい「日本代表。もう一回あの場所を目指したいと思う自分に気がついた」 SV女子 [SV女子] / 2025.09.24
- 埼玉上尾メディックス・山地梨菜「スパイクのコース幅を広げる、守備も頑張りたい。プレー写真をたくさん撮ってください」 SV女子 [SV女子] / 2025.09.22
- 今が飛躍の時、埼玉上尾メディックス・岩澤実育「反射神経やスピードは世界に通用すると思った。仁井田桃子との対戦も楽しみにしています」 SV女子 [SV女子] / 2025.09.22
- 夏の東京にふわり小雪が舞う。東京サンビームズ・関沢小雪「バレーをやめるか、環境を変えるか。私は東京を選んだ」 V女子 [V女子] / 2025.08.18
コメント
Sorry, the comment form is closed at this time.