2017-06-19 20:42 追加
ワールドリーグ中国戦 ゲームレポート・コメント柳田「こういうことが2度とないようにしたい。」
ワールドリーグ中国大会
全日本代表 男子
18日、バレーボール全日本男子チームは、昆山(中国)でワールドリーグ第9戦目を戦い、フルセットでホーム中国に競り負けた。第5セットは14-9と大差でマッチポイントを握ってからの逆転負けであった。しかしながら勝ち点1を獲得したことで、グループ2ファイナル4に進出することが決まった。
●スターティングメンバー
14 石川祐希 26 大竹壱青 15 李博
6 山内晶大 21 藤井直伸 8 柳田将洋 リベロ 23 鶴田大樹
●ゲームレポート
第1セットは、柳田将洋のサーブから始まるローテーションでスタート。日本は序盤から集中力が高く、大竹壱青のサービスエースや石川祐希の強烈なバックアタックなどで10-5とリードすると、終盤は李博のセンター攻撃が効果的に決まり、危なげなく逃げ切った。
第2セットは、序盤から中盤は一進一退の攻防が続いた。18-20と離されかけた終盤、柳田のサーブが光る。連続サービスエースをたたきこむなど3連続得点に導き、逆転。24-23と先にセットポイントを迎えたが中国に粘られ、競り負けた。
第3セットは1点ずつを取り合って迎えた4-5。石川のバックアタックから4連続得点し、リードを広げた。突き放したかった中盤は第2セット途中から出場した栗山雅史が活躍。サービスエースなどで3連続得点を呼び込んだ。そのままリードを保ち、セットを締めた。
第4セットは、追いかける展開となった。11-15と離された中で、石川のアタックなどで食らいつく。16-17と1点差までは迫ったが、ここから再び失速。セットポイントを握られた21-24では深津英臣と栗山を投入したが追い付けず、フルセットにもつれ込む。
最終セットは、中国大会で3戦連続となるフルセット対決。序盤は互いに一歩も引かず、6-6。ここから日本は4連続得点で一気にリードを広げた。13-9で栗山のサービスエースが決まり、マッチポイントに。しかし、ここから暗転。中国の連続得点に徐々に会場の雰囲気も変化した。14-14に追い付かれた日本にはね返す勢いはなく、押し切られた。
●試合後コメント
中垣内祐一監督
「気が緩んでしまった。1番やってはいけないことをやってしまった。クオリファイ(予選ラウンド突破)はしたけど、いい形で終わって次の週につなげたかった」
柳田将洋選手
「締めていたつもりでいたが、僕自身も、分からない緩みがあったのかなと。こういうことが2度とないようにしたい。幸い次(ファイナル4)につながるので、チームも僕自身も調整して、もう1回やっていきたい」
栗山雅史選手
「途中まではよくできていたけど、最後の最後で1点を決められなくて、本当に1点の重みを痛感した試合となった」
●グループ2ファイナル4進出チーム
スロベニア(予選ラウンド1位)
オランダ(同2位)
オーストラリア(開催国・同3位)
日本(同4位)
●日本の次戦
6/24
16:10-
①スロベニア-オランダ
②日本-オーストラリア
6/25
12:40-
①3位決定戦
②決勝戦
写真:FIVB
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