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2017-07-16 21:18 追加

ワールドグランプリ ブラジル戦談話 中田久美監督、岩坂主将、古賀、佐藤、井上、石井(優)

ワールドグランプリ予選ラウンド第2週第3戦 談話

全日本代表 女子

 全日本女子バレーボールチームは16日、仙台市のカメイアリーナ仙台で、ワールドグランプリ予選ラウンドでブラジルと戦い、フルセットの末、勝利した。ブラジル戦の勝利は、2011年のワールドカップ以来、6年ぶり。
 試合後の談話は、以下の通り。

中田久美監督
セルビア戦の負け方がよくなかったので、前回の王者ブラジルに対して「もう一度戦う姿勢を見せよう」と選手に話しました。2セット先取してからのフルセットですが、結果が出てよかったです。

――ブラジルに勝ったのは2011年のワールドカップ以来。セッター起用についてはどういう考えがあったのか。

ブラジルはタイに負けたので、日本を研究してくると思い、冨永の選択肢もありましたが、セッターを変えたらどうなるかということと、これからの状況を考えてタイミング的に、佐藤を先発で起用しました。(目指すのは)セッターが軸になるバレー、冨永に加えて佐藤でもチームが回るとわかったので戦力になると思います。(3人)それぞれのセッターの特徴を公式の試合の中で見てみたいというのがあるので、チームのバランスを見ながら、宮下も使っていきます。

――セルビア戦に悔しい負け方をした後、選手たちにどんな言葉をかけたのか。またブラジル戦の第5セットが始まる前に佐藤選手にはどんな言葉をかけたのか。

会場に入って、サブの体育館でアップをしたときにチームの雰囲気がよくありませんでした。なので、普段は整列して話すことはないんですが、「顔が暗い、やる前から顔が暗い。これから戦いが始まるんだから」と言って、私も一緒に声を出しました。雰囲気的に引きずるのが嫌だったので、それはきっちりと選手に伝えました。
ブラジル戦の第5セットの前は、「古賀のバックロー(アタック)を」と伝えたと思います。2枚時にブロックがレフト2枚、ライト1枚と割れていたので、チャンスがあれば真ん中からのバックアタックもあるよと。

――古賀選手のここまでの評価はいかがですか。

スピードバレーに戸惑っていた部分もあったと思います。そこからどういうふうにトライしていくという前向きな部分が出てきた中で、試合になるとどうしてもスピードについていけないところが見えたとき、間に合ってないなというときには、逆に古賀の打ちやすいトスを上げてあげたほうがいいんじゃないかと。セッターには「速く攻めるばかりではなく状況によってはスパイカーがいちばん打ちやすいトスを供給したほうがいい」とメリハリを要求しています。一生懸命トライしてくれて、まだ時間がかかるかもしれないですが、徐々に慣れてきているかなと思います。

――奥村選手が機能していると思うのですが、中田監督の評価は?

あの身長ながらよく機能していると思います。ブロックも特別高いわけではないが、タイミングを取るのがうまい選手ですし、ブロックに跳んだあとのこぼれ球を手を出して処理できるというのが大きいと思います。

――仙台大会は守備型のメンバー構成に見えましたが、狙いに対する評価を教えてください。

仙台ラウンドはセルビア、ブラジルと高い攻撃力のあるチームなので、高さよりもディフェンスを重視しました。長いラリーを制すことができた部分はこれから世界と戦っていく上では非常に大事な部分だと思いますが、香港ラウンドでは今回外れた3名を入れる可能性は十分あります。そこは積極的にチャレンジしてみたい。

――サイドアウトやレセプションアタックの効果率については?

どちらもまだ確実なものになっていないと思います。ただ、きょう(ブラジル戦)もラリーが続いた場面にレフトだけになってしまう場面が多くあった。ラリーが続いている中でもミドルで切れる、バックアタックで切れる、そういう1本目のレシーブ力、コントロールがこれからもっと必要になってくるかなと思います。サーブレシーブでAパスが入っても4割を(決定率が)超えていないので、しっかりやっていかないといけない。

岩坂名奈主将
セルビアに悔しい負け方をしていたので、きょう(ブラジルに)フルセットで勝てたのはチームとしても自信につながったと思います。この勝利を無駄にせずに次(香港ラウンド)に向けて準備したい。ブラジルは一人ひとりの身体能力が高い、パワーも高さもある。相手がいい状態だと勝ち目がない。自分たちで諦めず、相手が崩れ始めたところしっかり詰められたのが一番の勝因と思います。
1本目のパスからテンポよくスパイカーまでいっているときはセットが取れている。そこは合宿から意識して練習してきました。テンポがいいときには自分たちから流れを作れていると思います。

古賀紗理那
しっかり勝てたというのは自信になりました。最後5セット目、競った場面でもチーム全員で点数が取れたというのは収穫だと思います。ブラジルは日本よりもブロックが高いですし、(ブロックの)形もしっかりしているので、シャット(ブロック)された本数も多かったですが、フォローやカバーがよりできたと思うので、そこはこれからもしっかりやっていきたい。日本の方がブロックとディフェンスの関係は、完成はしていないですが、ブラジルよりは強みになると思うので、もう少し精度を上げていきたいと思います。
バックアタックに関しては、きょうは打数が少なかったですが、(新鍋選手が入ることで)パスに入らず攻撃に専念できる状況もあるので、常にバックアタックに入れる準備はしています。

佐藤美弥
競った試合を取れたのは収穫だったと思いますが、勝った試合の中でも課題が見えてきたのでチームに持ち帰って修正していきたいと思います。ブラジルは高さもパワーもあるので崩した状態からパワーヒットしてくる。そういった部分が違うと感じましたが、抜けてきたボールを選手みんなで拾ってつないだので、どんな強い相手でも拾って日本らしく戦っていきたいと思います。練習の中でサーブに費やす時間が多く、相手を前後左右に揺さぶるサーブに全員で取り組んでいるので、それが活きたときにはブロックやディフェンスにもつながっていい展開ができていると思います。
ブラジルは真ん中にブロックが寄っていたのでミドルに引っ掛けてサイドに振ろうと。それが活きた部分もありましたが、相手が対応してきたときの自分の使い方や、攻め急いで難しいところでミドルを使ったりしたところはよくなかった。試合をしながら相手をよく観察して組み立てを考えていかなければと思いました。久美さんにはテンポだけじゃない部分についても教えていただいている。試合中にもいろんな声をかけていただいていますが、それを自分でももっと判断して出していけたらと思います。

井上琴絵
(ブラジル戦)はサーブで崩して、奥村が前衛に入っているときは、こっち(ブロックで)締めるからこっちは(ディグで)お願いとか、ここ勝負いくというのを1回1回伝えてくれるので、後ろも安心して守れますし、いいブロックタッチ、シャットもすごく多かった。そういうところからチームが乗っていけるので、そこを引き出せるように頑張りたい。
サイドアウトの部分ではパスが返れば、どういう攻撃が決まるというのがある程度見えてきたのは大きいです。勝ったセットに関しては、サーブで効果的に攻められて相手の攻撃を限定させたりブレイクが多く取れたんですが、(セルビア戦のように)サーブであまり崩せなかったりすると、ミドルの攻撃でやられてしまって苦しい展開を打破できない。やっぱり1本目のプレー、サーブとサーブレシーブがカギになってくると思うので、また次の香港ラウンドでそこは詰めていくというか、試合の中でいい攻撃、いいディフェンスにつなげられるような1本目を頑張りたいと思います。

石井優希
調子が上がってない中でも、先発で起用していただいている意味を考えたら、期待に応えたいと思っていました。(タイ戦で)貢献できなかったから交代になって、それでも次(セルビア戦)もスタメンで使ってくださって、久美さんの思いを感じてやらなければと思いましたが、どよんとした気持ちがコートの中でも出て、それがプレーにも出てしまった。ディフェンスやパスについてはあまり悪くなかったと思いますが、攻撃の面で力んで、特にハイボール(二段)のときにどこに打ったらいいかという迷いやトスのタイミングに対しての助走の迷いが失点やシャット(ブロック)につながったと思います。
練習のときから明るくすることで自分のプレーの入りも違ってくると切り替えていました。ブラジル戦では出番はなかったですが、チャンスをいただけたら次こそはという思いはありますし、途中出場だったとしても鍋谷みたいに戦力になれるように頑張りたいと思います。

写真:FIVB

KotoeInouereceives

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