2021-11-03 14:00 追加
ルートイン・井上謙監督「練習では大騒ぎ。うるさいおじさんになっています」JAぎふ・浜松・GSS東京 V2女子会見
V2/V3 女子
●井上謙監督
開幕戦ならではの独特な空気、しかも昨シーズンは無観客の試合があった中で、こういう形でお客さんにも入っていただいて。その中でのホームゲームですから、やっぱり緊張感がありました。そういう空気の中でスタートして…そこをほぐしていただいたのがGSS東京さんのひたむきなバレーですね。そういったバレーと対峙して、少しずつ我々の気持ちもほぐれてきました。GSS東京さんとしっかりと向き合えるような展開になってきたのは第2セット、第3セットかなと思っています。
ーー急な監督就任になったかと思いますが、いつごろからチームの指揮を?
井上:実質は9月ぐらいからですね。それまでも(エグゼクティブディレクターとして)ちょこちょこは見ていましたが、実際に見るようになったのは…9月終わりぐらいですかね。今は少し黙っていますが、練習しているときは本当に大騒ぎをしています。そういう意味では「うるさいおじさん」になっています(笑)。
ーーGSS東京のミドルブロッカー張心穆意選手への対応や印象などは?
井上:身長が高いですし、何よりも手が長いですからね。彼女に上から打たれるのは仕方がない、と。彼女を過剰に意識しないでいつものプレーができれば良いかなと思っていました。どうしても最初はそちらに意識が取られてしまっていたところもありましたけど、途中からそういったところがなくなってきましたね。彼女の高いところからのクイックにレシーブが反応できるようになってきたのは良かったですね。
ーールートインは松本隆義前監督が緻密なコンビバレーを構築してきましたが、井上監督もその路線を継続・熟成させるのでしょうか?
井上:ベースは松本前監督が作ったものを継続します。ただ上を目指すにはそこに高さとパワーがなければいけないので、今シーズン、トレーニングをしっかりやりながら磨いています。そこができてこないとV1のチームとは戦えないですし、まだまだ直すべきところはかなりあると思います。ブロックとレシーブの関係は今も修正しているところです。時間がかかる部分ではありますので、今年で全て完成するというわけではなく、松本前監督が作ってくれたものに肉付けしながらどういうふうに選手たちが自分で変わっていくか、というところですね。
撮影 堀江丈
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