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インタビュー

2018-01-01 18:53 追加

新監督に聞く サントリー荻野正二「テーマはつなぐ」

荻野正二インタビュー

SV男子

6年ぶりにサントリーサンバーズで指揮を執る、荻野正二監督にお話を伺いました。(取材したのは、リーグ開幕直前です。)

 

――前回の監督の期間を振り返って思うことを。

荻野:指導という材料もなくて、(監督を)やらせてもらっていたかんじ。(監督就任の前シーズン)5位だったので悪くてもベスト5以上に入らないと、と思っていた。なんとか選手がよくやってくれて、結果としては天皇杯優勝できたし、2年間で3位以上の成績残せたので、やっていた選手は厳しい練習で大変だったと思うけど、そこは2年しかできなかったけどそれなりにはできたかなと思います。

 

――ブラジルに研修にいくことになったいきさつを。

荻野:もともとはJOCのコーチアカデミーというのが8週間あって、各競技団体から推薦され、そのあとに、1年か2年のプランで海外研修へいく制度があった。当時、菅野さん(現東レ女子監督)が帰ってきてバレーがいないとなって自分が行ってみたいなと思った。5年間事務局にいたけど復興支援とかバレー教室とかだった。いい機会だったので日本を離れながら指導者の勉強ができるのなら行ってみようかなと。

ちょうどハンドボールの轟アナリストがドイツへ行くということで、僕はブラジルへ行くので、経験を積んでひとつでも指導者として身になればと二人で話していた。(海外研修は)1年間と2年間の制度があってハンドボールは2年間でこないだ戻ってきたのかな?

 

――ブラジルではどのようなチームで研修されたのですか。

荻野:スーパーリーグのチーム12チームある中の一つで、近くに住みながら毎日練習を視察、たまに参加したりだとかしました。U21男女のジュニアクラブチーム、シニアの男女の4チームの構成でした。ジュニア男子とシニア男子がメインで、シニア女子も少しだけ見ましたね。

 

――日本とブラジルの違いは?

荻野:練習メニューの豊富さ。レセプションにしろ、マシンを活用したり打つ人が複数いて、流れの練習したりとか。自分が指揮とっていたときもそうですが、守備を重要視していたので、守備の練習が参考になりました。細かい個人スキルアップの練習とか組織としてサーブレシーブという練習はいろんな形の練習方法がありました。

 

――フォーメーションとかですか?

荻野:フォーメーションというか、連続してジャンプフローター、ジャンプサーブを受けたり、サーブマシンの球を受けたりとか、そういういろんな種類で本数が多い。そんな練習が多々ありました。

 

――ブラジルで苦労されたことは。

荻野:全て経験したことないことだった。日本で一度監督をやったけど、日本と似ている練習もあれば違う練習もある。すべて記録して、帰ってきて、見直したりとかして、練習に取り入れようと為になりましたね。それでサンバーズとして、今の選手たちに合った練習をアレンジしてメニューを組んだりしています。選手たちも毎日同じ練習だと飽きるから、同じディグの練習でも違う方法にしています。

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