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インタビュー

2018-01-01 18:53 追加

新監督に聞く サントリー荻野正二「テーマはつなぐ」

V1リーグ 男子


――藤中謙也選手について。昨年の新人賞で、今年ユニバーシアード銅メダル獲得にも貢献しました。

荻野:やっぱり1年目ずっと出ずっぱりで、よくやっていたと思う。新人賞もとって自信になったと思うし、今の年代としては群を抜いているかなと。性格がもう少し明るくなればもっといいかな?ちょっと暗いし(笑)。でもユニバは、中心になって出ていたので、あいつ自身も世界と戦って自信になったと思う。残念だったのは、シニアの全日本候補に入っていなくて、それで「なんでかな〜」という思いはあっただろうけど、そこはしっかりフォローした。今年は選ばれなくても今リーグ頑張れば、そこで入って行けばいいだけの事だから、だから「いま焦らないでいいよ」と言った。サンバーズでもあまり身長は大きくはないけど、守りもうまいし繋ぎもできるので、あとはサーブレシーブがどれだけ上達するのかしっかりサポートしたい。

 

――新監督として期待している選手は。

荻野:1番は栗山、2番は小川猛、3番は山本湧、4番は星谷ぐらいかな。あと鶴田。

栗山が夏場全日本から途中で帰ってきて。「中途半端な立ち位置でいるんだったら、帰ってきて欲しいな」と思っていたら帰ってきてくれて、こちらとしては良かった。サーブレシーブもそこそこよくなって、近畿総合で優勝したんですけど、かなりのスパイク決定率をだして、サーブレシーブもあまり崩れないし、よく声を出すようになった。やはり自分が何か変えないといけないというのを自覚してるので、それをひしひしと感じる。毎日の練習でも活気があるし、プレー面でもそれがうまいこと乗っています。ジャンプも伸びたんじゃないかっていうくらい飛びますし、いろいろこっちが要求しても受け止めて、「自分はここが足りないんだな」というのを自覚して、一生懸命練習で取り組んでいる。

小川猛は怪我に泣かされていたのが、いろんなドクターとメディカルスタッフの協力でよくなったので、いま調子がよくて、スキルが上がっています。レシーブもトスも。

星谷はずっとスパイクで悩んでいたんですけど、夏場の練習で、あまりボールを触らなくても、一人で積極的にスイングの練習していました。ブロックはもともと高いのですが、スパイクは少し難があって、山村コーチとか僕とかにいろいろアドバイスもらいながら工夫をして、その努力が実ってやっと計算できるようになった。去年も出る予定だったけど、怪我だけが怖いので。練習したがりだから、オーバーワークしないように気をつけたい。

山本湧は、あまり怒られたことがないって言ってたから、ちょっとどうなんだろう…と思ったこともありました。何回か怒ったこともあるけど、しっかり説明している。自分の好きなようにやりなさいと。僕はブロックシャットされたり、スパイクミスから怒ったりはしないので、バリエーション増やしているからそれを積極的に使って自分のものにしていってほしい。あとサイドに上げるトスがブレるので、そこは新コーチとともに一生懸命取り組んでいます。コンビネーションとしては去年よりスキルは上がるのではないかと思う。

鶴田は今年は最初にリベロでいくよと。リベロに専念しなさいといっているので、リベロでいきます。リベロは3人いるから上手いこと使いながら、でもメインは鶴田。レセプションはそこそこできてたけど、ディグがあまりできなかったので、全日本からチームに戻ってきて、トコトンやっているから、かなり上がるようになってきています。もともと繋ぎはうまいから、ディグだけが心配してたんですけど、上がるようになってきている。

 

――今季の目標を。

荻野:目標は優勝を目指します。だけど、ファイナル6にまず残ります。残ってから仕切り直します。いろんな人が「やばいぞ」っていうくらい強いチームを作ります。

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