2018-01-01 18:53 追加
新監督に聞く サントリー荻野正二「テーマはつなぐ」
SV男子
荻野:前は監督として2年間しかやっていなくて、自分の中でこれからというときの交代だったので、悔しさはあった。この5年間のうちに吸収できる事は吸収しようとしました。コーチアカデミーも海外研修も、会社のいろんな方のお力添えによって実現したので、今度は勉強した事をサンバーズのために、会社のために還元しようと思っている。サンバーズの監督になれたことに喜びを感じている。
無茶苦茶やりがいあるし、昨年はファイナル3にいけなかったのを間近でみているので、サンバーズで再びやってやろう!という気持ちは大きい。
――チームをいったん外から見て。
荻野:僕の現役時代もそうだけど、外国人選手に頼りすぎで、最後はばててしまう。それと、スタッフと選手のコミュニケーションが足りないかなと思う。劣勢になったときに選手は焦るから、自分が監督になった時は、そういうときに声をかけようにというヒントにもなったし、もっと選手が伸び伸びできるように持って行ってあげようと思った。外からチームを見ることができたのは、自分の中では良いプラス材料になりました。
――サントリー監督に再び就任にあたって。
荻野:最初はどうかなと思った。やはり、いったん離れてるし、以前は厳しいばかりの指導者だったので。そこを海外へ行かせてもらって、選手をどう扱うか勉強させてもらったし、自分が監督じゃなくてスタッフの一員として意見を聞いたり、こちらから聞く耳をもったりコミュニケーションをとろうと思いましたね。
選手もスタッフも人間なので、人間として向き合って、「どうサンバーズをよくしていこうか」という人間関係の構築をしなくていけないと思ってスタートした。
――柳田将洋選手が抜けて、新しいチーム作りについて。
荻野:ぶっちゃけて、まったく心配ないです。柳田が抜けても戦力ダウンはしてないです。柳田の所へ入る選手とその対角の選手も、どの選手にもチャンスがある。
――今季のテーマは。
荻野:テーマは「つなぐ」。人と人をつなぐ、ボールをつなぐ、チーム全体で勝利へつなぐとか、様々な想いが詰まったテーマで今年はやっている。「つなぐ」というのは、技術的にもレシーブ強化していますし、コミュニケーションもとっていますし、勝ち負け関係なく、負けたときや苦しいときほど、お互いが手を取り合っていかに全員で戦うか。そこを目指しているので、テーマは「つなぐ」です。
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