2018-01-29 12:00 追加
倉田真(東京ヴェルディ)「企業でもクラブでもプレイしてきたのは、自分の強み」
V男子
--企業チームにいらっしゃったときから、思うところが変わった、というのはありますか。
そうですね。企業にいたときと、クラブチームでやっている今とで、同じバレーボール、同じリーグですけど、すごく取り組み方が違うな、と思ってまして。それは、企業なら企業で良い部分はもちろんあるんですが、クラブチームならではの、ほんとにバレーボールが好きで、しっかりみんなでプレイする、というところをおもしろいなと思っています。
--今回東川大会に来られて、試合をして、どのような印象を持たれましたか。
昨日初めて会場に入って、まず、このホームゲームを支える人の数、地域密着で、町の方がバックアップしてやられてますし、体育館ひとつみても、チャレンジリーグとは思えないような、DJだったり、音響だったり、大画面にプレイが映ったりとか……そういうところは、ほんとにね、やっていて楽しいというか、素晴らしい環境だなと感じてまして。ただ、来年、リーグが改編となるとき、クラブチームとして目指すべきところはこういうところなんだろうなというのは、ヴェルディの立場ですけど、勉強させてもらってます。
で、ほんとうに、町の方とか観に来てくれた人も、ヴォレアスの試合だけじゃなく、我々の試合でも応援してくれたりとか、声をかけてくれたりとか、ほんとうにあったかくて、あ、なんか、バレーボールやってて良かったなー!って、逆に、思わせてもらって、本当に、嬉しく思いますね、そういうのは。
--リーグ残り試合、どのように戦っていきたいですか。
今リーグとしては、2レグが始まったんですが、連敗したりして順位的にも厳しいところがありまして。ただ、その中でも、勿論結果は求めますし、負けているチームでも応援……この、北海道まで応援に来てくれるサポーターの方がいるので、その人たちの思いを汲めるような、その人たちの思いが報われるような。プレイは勿論ですけど、チームとしての結果をしっかり出していきたいですし、自分が引っ張ってその結果がついてこられるようにやっていきたいなと思っています。
--今後、倉田さんご自身として目指していきたいことをお聞かせください。
企業からクラブチームに移って、ちょっと違う視点からバレーボールに取り組めているところがあります。そこは、ほんとに面白いな、というふうに思っています。
ちょっと長いスパンで見て、僕がこのままずーっとヴェルディにいるのか、とか、わからないですが、ただ、ビジョンがはっきりしたチームというのが、これから新リーグになるにつれて、大事だとは思うので。
若い選手とか、なかなかそれがわからなかったりとか、感じづらい部分があると思うので、今、こうやって、この環境でやれてる幸せというか、思いをしっかり伝えて…。年齢的にも上の方なので。
自分が今まで企業でもやってクラブチームでもやって、というところが、強みだと思うので、そういうことも後輩たちに伝えられる存在になっていきたいな、と思っています。
--ありがとうございます。また拝見出来ることを楽しみにしております。
聞き手・写真 出口季里
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