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インタビュー

2018-01-31 17:00 追加

GMに聞く JT女子・當麻浩之さん 「監督とのコミュニケーションを大事に」

SV女子

チームは順調にステップアップ

──お話に出た監督ですが、吉原監督は今季で3シーズン目ですね。GMから見ていかがですか。

當麻GM:やはり一言で言うと、「負けず嫌い」ですし、監督業に関して非常に覚悟を持ってやってくれていると思います。そこは素晴らしいと思っています。一方で、体育館を離れたら気さくなお姉さんという感じですので、オンとオフをうまく切り替えていると思います。

──吉原監督体制になって、チームの成長についてはいかがでしょう。

當麻GM:3シーズン目ということで、選手も吉原監督が目指すべきバレーをだいぶ理解してきているので、練習や試合の中でもそこまでバタバタすることもないですし、同じベクトルに向かってうまく進んでいる気がします。成績も1シーズン目にきっちりとV・プレミアリーグに上がって、昨シーズンは本当はもっと上に行きたかったのですが、それでも4位、今シーズンはレギュラーラウンド2位と、順調にステップアップできているので、目指している方向性は間違っていないと思っています。確かに今シーズンから加入したミハイロヴィッチ選手(セルビア代表)の影響も大きいのですが、日本人選手の土台も確実にベースアップしていると思います。

──GMもJT(サンダーズ)の選手でした。現在は女子チームのGMですが、選手経験などで役立っていることはありますか。

當麻GM:そうですね、選手時代の経験というのは実はあまり……それよりは本社のPR部での7年間とその前のたばこ営業の4年間、合計11年間の勤務経験というのが今に非常に活きている気がします。中学校からバレーボールしかしてこなかったので、バレーボールしか知らないままGMになっていたら、もっと視野の狭いGMになっていたかもしれないですが、たばこの営業やパブリック・リレーションズ(PR)の広告系の仕事を経験することによって様々な引き出しが増えたという気がしています。営業のときには、人に頭を下げる大切さや謙虚さを学びましたし、PR部のときには予算や方針を任せられたので大きなものの見方も学ぶことができました。また、仕事を進めるお作法から宴席での立ち居振る舞いなどの細かいことも含めて、人間として大きく成長できた11年間だったと思っています。

──具体的にこんなことが役立ったということがありましたら教えてください。

當麻GM:そうですね、(学校の)先生方との会話の中で、バレーボール以外の引き出しが多い方が、わりと興味を持っていただけるのかなと思いますし、選手に対しても、これまでの経験を踏まえ、「社会人として」のいろはみたいな事を教えてあげられていると思います。コーチ陣や事務局にも、細かいことかもしれませんが、宴席での立ち居振る舞いなどについては口うるさく指導しているつもりでおります。

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