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インタビュー

2018-08-04 10:00 追加

「のろい」「とろい」 悔しさからリードブロックを徹底的に強化 伏見大和207cm

V1リーグ 男子 / 全日本代表 男子

東レでのポジション争い
リーグでも「ぶっちぎり」の厳しさ

――伏見選手は17・18年シーズン、ジャンプサーブが良かったと思います。以前も取材で話したかもしれませんが、何回も試合の状況を変えましたし、サーブにパワーが乗っている上に、球の回転数も少ないし、ミスも少なしい。ミドルブロッカーであそこまでジャンプサーブが打てるのは貴重だと思います。ジャンプサーブの良い豊田合成・傳田(亮太)選手も調子良いときは高確率で凄いジャンプサーブを打ちますが、でもサーブミスが頻発する時も多かったです。伏見選手が高確率であそこまでジャンプサーブが安定して、相手守備陣を崩せるのは凄いと感じました。

伏見:僕自身ミスの少ないジャンプサーブを打つというか、打とうと思ってできるようになったわけではないです。でも、前もおっしゃったように、(鈴木)悠二さんという(ジャンプサーブが)凄い先輩がいて、すごい良い材料というか資料というか、近くに偉大な人がいました。その人を見てきた結果、生み出せたものだと思います。真似してきて良かった。結果的に全然違うものにはなるんですが、最初に真似することから入ったほうが掴みやすい。僕の中で合って良かったです。ああいう時間がなければ、気づけなかったこともあったと思います。環境に恵まれているなと思います。

 

――それにしても、東レはVリーグの中でもミドルブロッカーの競争が一番激しいチームだと思います。

伏見:ぶっちぎりだと思います。ミドルブロッカーの人数も多くて、ポテンシャルの高い人しかいない。

 

――あの中で2人の枠を争うというのはなかなか大変ですよね。

伏見:なかなかきついっすね。だからこそ、逆にリーグで試合に出て活躍できた実績が、かなりの自信になりました。もし入ったらすぐに試合に出られるよというチームでやっていても、何も自信にならない。天狗になっているだけで、自信ではなく過信になっていた。うちのチームで競争を乗り越えて試合に出られたというのが、すごい財産に、糧になるというか、自分を守っている感じがしました。だから今やれています。

 

――とはいえ、これから代表登録メンバーには山内選手であったり、小野寺選手であったりといったライバルたちがいます。その中で、ここまで来たからには、海外の国際大会などこれからも大会メンバーに選ばれたいと思いますが、その意気込みは?

伏見:スパイクは正直誰もが打てるし、サイドアウトが取れると思う。ではなくて、今の日本に足りないブロック力、ディフェンスに特化して、競争を勝ち抜いていこうと思っています。サーブとブロックの延長で、さらにクオリティを求めていきたい。それができれば必然的に選ばれると思う。それができなければ選ばれない。極端ですけどそういうことだと思う。

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