2018-09-09 14:51 追加
全日本男子 中垣内祐一監督「世界選手権に向けた強化のポイントは、ディフェンス、サイドアウト、ブロック」(後編)
全日本男子 中垣内祐一監督インタビュー(後編)
全日本代表 男子
世界選手権開幕を目前に控えた全日本男子・中垣内祐一監督インタビューの後編。世界選手権の目標など。その後行われた全日本記者会見の囲み取材コメントも併せてお届けする。
――今シーズンは速い攻撃を目標とされていますが、ここまででどのくらい機能できたと評価されていますか?
中垣内:難しい質問ですね。答えにくいですが、ネーションズリーグでイランに勝った試合などではかなり我々の速さで翻弄できたというふうに思っています。それもこれも、サーブレシーブが返ってこそ機能するものであり、全く返らないとブルガリア戦のような全く一方的な試合になってしまいます。速さだけなんていうバレーボールは正直、存在しないと思います。そこに至るまでのちゃんとしたレシーブがあり、トスがあってこそ成り立つものです。
――目標である世界選手権ベスト8について。ここまでで、どれほど手応えがつかめていますか?
中垣内:わかりません。手応えはまだまだ何ともいえないですが、とりあえず予選ラウンドを勝ち抜くというのが最大のターゲットですね。予選ラウンドを3位以内で通過できれば、ベスト8という目標も現実的になってきます。3位通過というのはトップ12ということですから。予選ラウンド敗退などということにならないように、そこだけはしっかりやっていきたいと思います。
――それに向け、今後突き詰めていきたいところは?
中垣内:ディフェンス、サイドアウト、ブロック。この3つはネーションズリーグの反省をもとに特に強化しています。
――世界選手権のメンバーは、アジア競技大会組などからの追加招集することはもうないのでしょうか?(取材は髙橋健太郎選手の故障前)
中垣内:14人は大体確定しています。アジア大会で疲れ切って帰ってきた選手たちをまたこちらに呼んでも、パフォーマンスを維持できるとは到底思えません。そのために別チームで出場しているのですから、そういうことは考えていません。ただし、ケガがあった場合は別ですが。(注:その後、髙橋健太郎選手のケガがあり、アジア競技大会を終えたチームから小野寺太志選手が加入)
――アジア大会組の中で特に期待している選手がいれば、来年以降への期待も含めて教えてください。
中垣内:いますけど、現時点でそれは今明かすことではないと思います。みんなに期待しています。アジア大会の頑張りが登竜門ですので、きちんとした結果を残すようにと選手たちには伝えました。
――ご自身の世界選手権に3回出場されていますが、何か思い出に残っていることはありますか?
中垣内:そんな昔、昔の話なんかしても仕方がない(笑)。でも、その時代と違って、今は参加国数も多いから、選手たちも大変だと思いますよ。
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