2018-10-24 20:25 追加
西田有志「女子に対抗してというわけではないけど、男子もまず結果を出さないと」 出耒田敬「オフザネットでさばく」
男子開幕記者会見
V1リーグ 男子
9日に行われた男子開幕記者会見のあとの囲み取材から選手の声をお届けする。まずは、西田有志(ジェイテクトSTINGS)、出耒田敬(堺)、藤中謙也(サントリー)の3人。
■西田有志
結果を昔からずっと残しているというところ、女子と男子の違いはそこかなと思うんです。やはり全日本でメダルを取ってという姿をしっかりとファンの方に見せる、テレビでやっているときに結果を出しているというところで影響力が違うと思うんです。それに対して男子はどうなん? といわれたときには(近年は)メダルも取れていないですし、面白いゲームをしたかと言われても、少ないと思う。世界バレーで女子のバレーボールを見ながら、男子は何が足りないのかと思うこともありました。女子に対抗してということではないですけど、男子もまず成績を残していかないといけない立場にあるということに気づかなければならないですし、当たり前のように世界でやれるわけでもない。自分も考え方を変えていかなければならないと思いました。
男子スポーツは可能性があると思いますし、やっている側からしても男子のバレーも面白くなってきていると思います。男子も(結果が出ると)イメージできるようなバレーボールを何回も何回も展開していくうちに、ファンの人や見る人が増えてくれると思います。全日本に選出されるのはVリーグのこのカテゴリー(V1)の中からが多いので、そこで妥協してしまったらバレーボールを発展させられないと思うので、そこはもっともっと自分も向き合っていかないといけない。そこに早く気づけたのはよかったです。
どうやってバレーボールを知ってもらうか、Vリーグを知ってもらうか、その方法を早く見つけたいと思っています。バレーのことについて、影響を与えられるようにいろんな発信をしてまず見てもらうことから、そうやってファンを集めていかないといけない。若い人、子どもたちに夢を持ってもらえるようなプレーヤーになりたいと思っています。
■出耒田敬
個人としては、ジャンプ力がまだベストまで戻ってないということはありますが、感覚としては悪くないんじゃないかなと思います。チームとしても雰囲気としてもいいですし、いい感じで開幕を迎えられるのかなと。いい感じで来ていると思います。
セッターの待つ位置を変えているというか、オフ・ザ・ネットで待っていて、どこからでもミドルを使える、二段トスになってしまうところもアンテナ外からでもある程度のコンビを使えるといったことをやっています。そういった意味でも、大事になってくるのはミドルの攻撃とパイプを使って相手のセンターを釘付けにするか。いかに日本人(選手)が点を取れるかというのが大事になってくると思います。そこが他のチームとは違うんじゃないかなと思います。高野(直哉)、千々木(駿介)、自分、松本(慶彦)、日本人も点を取れる選手がそろっていると思うので注目してほしいと思います。
■藤中謙也
チームはバランス的にすごくいい形になっているかなって思います。夏場、ディグとブロック(その関係)を重点的にやって、今も継続してやっていますが、いい方向にできてきているかなという感じです。
キャプテンとしては練習の雰囲気や質を意識して、率先して高いものを求めていこうと。ボールを触る回数が多いので、コミュニケーションやプレーで必然的に求められる部分はあると思います。より高いレベルのものを自分自身も求めていきたいと思います。
日本人(選手)も頑張らなければという意識でやっています。それは継続して、試合を通していろんな引き出しを出していきたいです。
写真:堀江丈
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