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バレーボールマガジン>インタビュー>久光製薬 今村優香(前編)「『決定率』で貢献したい。ディフェンスもトライして信頼される選手になりたい」

インタビュー

2019-02-07 08:00 追加

久光製薬 今村優香(前編)「『決定率』で貢献したい。ディフェンスもトライして信頼される選手になりたい」

SV女子

――今、サーブレシーブについてはどんな思いでやっていますか?

今村:昨シーズンは「あー嫌だなー」ってネガティブなイメージしかなくて、早々とパスはせずに(サーブレシーブ)あがって(外れて)よかったと思っていたんですが、今シーズンはトライさせてもらっているので、昨シーズンほどは嫌な印象はないですが、やっぱりリサさん(新鍋理沙)やマナ(戸江真奈)と並べば、私のところに来るので、なんとかある程度は返したい。

欲張らずに返せるボールはしっかり返して、難しいボールは二段トスになってもいいから直接失点をなくして、自分にハイセット(二段トス)が上がってきて決め切れればいいかなと思って。でも天皇杯・皇后杯では、チームが私を攻撃だけに集中させてくれるパターンもあり、私もサーブレシーブを崩されてしまったので早い段階で外れてしまって……。攻撃だけに集中できた方が私自身は楽ですけど、やっぱりパス(サーブレシーブ)もして打てるという選手になっていきたいので、そこはちゃんとやっていきたいと思います。

――よく言ってくれているように、今村選手がサーブレシーブで安定すれば、石井選手のバックアタックも増えてくると。

今村:(攻撃が)前衛2枚時になるとローテが回らなってしまうことが多くて、そうなってからバックアタックとなると決まらないというか相手もわかりやすいだろうから。基本的に私がパス(サーブレシーブ)入って、ユキさん(石井)のバックロー(バックアタック)がある、いい状態の中でどんどんユキさんのバックローを使っていって競った場面でもどんどん打っていけば、(攻撃が)分散してもっと楽に回るローテもあると思うので、やっぱり私のパスは必要ですね。

――すごくポジティブに考えられるようになりましたね。

今村:試合でパス(サーブレシーブ)を受けることによって、感覚がどんどんよくなるというか、やっぱり練習と試合は違うなって感じです。心構えも前よりは肝がすわったというか、「来ないで」というよりは「ああ来るだろうなー」っていうちょっとポジティブになったかなって。

――サーブレシーブはメンタル……ですか。

今村:メンタル大きいですね。

――今村選手が理想とする選手像は? どんな選手になりたいですか?

今村:すべてのプレーがちゃんとこなせて信頼されるような選手になりたいですね。もちろん「勝負強さ」をつけて勝ち切れる選手にもなっていきたい。

――後輩も増えてきましたね。

今村:久光製薬スプリングスでは3年目。後輩たちには頼りになるなって思われる存在になりたいですし、先輩たちにもまだ遠慮していることが多いですが、いい意味で遠慮せず対等でいられる選手になっていきたいです。うまい具合に年上の人と年下の選手をつなぐ存在にもなっていきたい。先輩にはわりといけるんですが、年下の選手となるとまだ親密に話ができていなくて、年下の選手に対してはちょっと頑張っている部分がありますね(笑)

(後編につづく)

写真:黒羽白

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