2019-02-07 08:00 追加
久光製薬 今村優香(前編)「『決定率』で貢献したい。ディフェンスもトライして信頼される選手になりたい」
久光製薬・今村優香インタビュー(前編)
V1リーグ 女子
2018年の天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権を制した女王・久光製薬スプリングス。新鍋理沙、石井優希らに続く次代のエースとして活躍が期待されているのが25歳の今村優香選手だ。3シーズン目の今シーズンは新V.LEAGUE開幕からスタメン出場し、随所で思い切りのいいアタックを決め、強力な攻撃陣の一端を担っている。久光製薬スプリングスの“新たな顔”になるために──。インタビュー前半では皇后杯優勝についてや成長するために取り組んでいること、理想の選手像など語っていただいた。
――皇后杯優勝おめでとうございます。振り返って、優勝したときは、どんな思いでしたか?
今村優香(以下、今村):ありがとうございます! 正直、きつかったです……。初戦から高校生相手(金蘭会高校)でやりにくさもありましたし、準々決勝の日立戦も、前回そこで負けたということでプレッシャーもありました。準決勝・決勝も楽な試合ではなかったので、最後に勝ち切れてよかった。ほんとに優勝できてよかったです。
――先輩方がプレーして一緒に優勝というのはありましたが、今回はスタートから出て自分の力で優勝を勝ち取りました。やっぱり違いますよね?
今村:確かに、それは違いますね。全部出られたというのは自分の中でも大きいですし、中学高校大学と(バレーを)やってきて日本一の経験はなかったので、先輩方におんぶにだっこの部分もありますが……、嬉しかったです。いい経験でした。
――トーナメントでプレッシャーのかかる準決勝・決勝も頑張りましたね。
今村:リーグ中、私自身の決定率があまりよくなかったですが、監督が私をかってくださっている理由は「決定率」だと思っています。そこは自分のよさとして、ある程度、戦略の計算に入るようなスパイク決定率をあげてチームに貢献したいと思っていたので、準決勝・決勝ではよかったのかなと思います。
――今村選手について、先輩の石井(優希)選手も「決定率をあげてくれる選手、リスペクトしている」と話していました。
今村:え、ユキさん(石井)が? 嬉しい! ユキさんを尊敬しているので。ユキさん、ほんとにすごいなあって。ディフェンスもいいですし何もかもこなせるし、スパイクでもいいところで決めてくれるので、そうなっていきたいなって思います。ユキさんと一緒に入ると安心する部分もあるので、私もそういう存在になっていけたらいいなと思います。
――そうなるために頑張りたいところは?
今村:試合を経験しないと本来の自分のバレーにはなっていかないと思うので、(サーブレシーブやディグも)めげずにトライしていきたいです。
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