2026-06-22 17:33 追加
【バレー】大塚達宣ロングインタビュー 2ヶ月の戦線離脱、そして崖っぷちで見せた「下を向いた波を自ら引き上げる力」【中編】
チームの若きリーダーとしてセリエAの荒波を航海していた大塚達宣を、1月、突然の悲劇が襲った。練習中の負傷。実戦から2ヶ月もの間、離脱することを余儀なくされたのだ。 起きてしまったことは変えられない 「場所は少し違うん
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チームの若きリーダーとしてセリエAの荒波を航海していた大塚達宣を、1月、突然の悲劇が襲った。練習中の負傷。実戦から2ヶ月もの間、離脱することを余儀なくされたのだ。
起きてしまったことは変えられない
「場所は少し違うんですけど、去年も同じ時期に(故障を)やってしまっていた。周りからももちろんケアしてもらって、自分でも注意を払っていた中でのもう一回の怪我だったので、情けない気持ちも自分の中にありました」
悔しさと葛藤が襲う中、大塚が取った行動は、やはり「今できることに集中する」という冷徹な割り切りだった。
「でも、起きてしまったことはもう変えられない。怪我からどう、もう一度怪我をしない体を作っていくか。実質、完全に全く動いていなくて、腹筋前の基礎トレーニングすらできなかった期間は1週間くらいでした。そこから徐々にコアトレーニングとか、本当に基礎のものから少しずつ使える範囲や強度を上げていって。ボール練習に入って、もう一回MRIで確認して……完全に復帰するまではやっぱり2ヶ月かかりました。
シーズン後半の大事な時期に自分が外れてしまうことに、悔しさもチームへの申し訳なさもありましたけど、出られない間にチームにどう貢献できるか。声かけや雰囲気作りも含めて、プレーできなくてもできることを考えていました」
その復帰プロセスの中で、大塚はチームをサポートするため、ベンチ登録人数の規定を満たす目的もあり、スパイクを打たない「第二リベロ」としてリベロのユニフォームを着てベンチに入り続けた。見た目は大人びているが、若いリベロらと共に、コート裏からチームを支える日々。そしてようやくコートに戻れる時が来た。そのときは後衛でのレシーブ3ローテ。それでも嬉しさを噛み締めた。
「コートに立てることって、それだけですごく嬉しいこと。後ろのレシーブ(後衛)だけだとしても、みんなが僕がコートに入るのを楽しみにしてくれていた。チームのスタッフも、体の状態をすごく気にかけてくれて、本当におかげさまで今、こうしてやり抜くことができています。ありがたいですね」
レギュラーラウンド最終戦のチステルナ戦、大塚はついにスタートからコートに完全復帰した。「今シーズン、ほぼ唯一と言っていいくらい全員が揃った試合」でチームの完成形の手応えを掴み、ミラノは7位でプレーオフ(準々決勝)へと進出した。

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