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会見・コメント

2019-03-21 08:39 追加

日立・渡邊久惠「イージーボールの処理が雑で、フォローもできていなかった」 東レ・井上奈々朱「ブロックとディフェンスがうまく機能した」

V1リーグ 女子

■東レアローズ

●菅野幸一郎監督

今日の試合は正直言うと、日立の佐藤選手が不在だったので、相手側に普段の攻撃力がなかったために自分たちのペースでできた部分が大きかったと思います。うちの方は両サイドの決定率がよくないと思いますし、つなぎとか、ハイセットとかの面であまりよくない部分もありました。
明日は勢いに乗っているデンソーさんなので、しっかり戦いたいと思っています。

――今日のVOM賞を獲得した関選手の評価について。

菅野:今日は井上(奈々朱)がCクイックに入り、相手ブロッカーが2人ついていたような場面でブロックの少ない黒後(愛)の方にしっかりトスを持っていったり、井上をうまく使えているところは、いい形でできているかなと。ただ、3セット目、リベロの水杉(玲奈)がバックアタックのトスを上げたボールがネットに当たってしまいましたが、その処理であったり、セットアップやレシーブ面での課題はまだまだあります。そういった部分をもっと身につければ、東レだけではなく、よりレベルの高いところでできる選手になれるのではないかと思います。

――内定選手の水杉選手を積極的に起用されていますが、評価を教えてください。

菅野:最初は一緒に練習していた時間が少なかったので、どちらかというとレシーバーの方で起用していました。現在は、特にサーブレシーブに関して能力が高く、質のいいプレーのできる選手なので、サーブレシーブを水杉に任せて、中島(未来)をブレイク役で起用しています。Vリーグの打球の強さが高校生とは違うので、それに慣れてくれば、水杉もレベルの高いところでプレーできる選手だと思っています。

●井上奈々朱選手

今日は速い攻撃の日立さんに対して、自分たちのブロックとディフェンスがうまく機能し、いい試合ができたと思います。

●中田紫乃選手

今日は自分たちの持ち味であるサーブと攻撃力を生かして点を重ねることができたので、それが勝因のひとつかなと思います。

●黒後愛選手

今日の試合は1セット目の出だしで少しバタついた場面もありましたが、自分たちで修正し、サーブで攻めて攻撃して、自分たちのバレーができたのでよかったと思います。

●関菜々巳選手

今日はブロックとディフェンスのいい関係が作れたところから、いいディグも上がっていたので、そこからコンビをたくさん使うことができたのがよかったと思います。

――井上選手に。2月に出場試合数が230試合を超え、Vリーグ栄誉賞の表彰基準に達しましたが、感想を教えてください。

井上:一人ではなかなか頑張れなかったと思います。悩んだ時期も多く、たくさんの支えてくださる方のおかげで達成できたと思っています。そういった方々にコートでプレーすることで恩返しできるように頑張っていかなければと思って続けてきたので、230試合を達成したことは自分の中でまだまだではありますが、少しは皆さんに喜んでいただけるように頑張ってこれたかなと思っています。

――井上選手に。長く続けてこられた中で四国、デンソー、日立、東レと多くのチームを経験されましたが、それぞれのチームで得られたものを教えてください。

井上:まず、デンソーに入ってすぐに四国にレンタル移籍という形で行かせていただき、新卒で試合に出させていただきました。高校を出たばかりで何もわからなかったので、チャレンジリーグですが、社会人として試合に出たことは感じるものが多かったです。デンソーに戻ってからはミドルブロッカーにコンバートし、一からこのポジションを練習したので、今があるのはデンソーでお世話になったことが始まりだったと強く感じています。

日立ではミドルとしてやってきたことを生かせるように、自分だけでなく、周りを見てプレーすることを考えるようになりました。東レに入ってからは、入った時から最年長でしたので、いろいろなことを考えるようになりました。自分のことだけでなく、スタッフと選手とどのように取り組んでいくかを考えながら今もやっています。そういう意味でどこのチームにいても違った成長ができているのかなと感じています。

――関選手に。今日はよい配球ができていましたが、残り3試合を戦うにあたり、課題はありますか?

関:レフトのエース2人(クラン、黒後)はよく打てる選手なので、そこが軸になってきますが、そこに頼らないミドルのコンビだったり、ライト線をしっかり使っていきたいと思います。

――関選手に。井上選手とのコンビがうまくいっていましたが、どのようにコミュニケーションされましたか?

関:ナナさんはいつも私に話しかけてくれたり、試合中もよくコミュニケーションしてくれるので、コンビの時も上げやすいです。速いアタッカーで、速い攻撃は相手チームが嫌がると思うので、しっかりコンビを作っていきたいと思っています。

――中田選手に。出場機会が多くなりましたが、どのような思いで戦っていますか?

中田:自分がコートに入る時はディフェンスが安定しなければならないと思うので、まずはそこでしっかりチームを支えられるようにプレーしたいです。また、残りの試合が少なくなり、負けられない試合が続くので、その中で無駄な失点などがないようにチームに声をかけながらプレーできればと思います。

――黒後選手に。明日のデンソー戦に向けて。

黒後:いいイメージを持ち、チーム全員で出だしから、プレーや技術もそうですが、東レらしい、見ている方々に届くようなプレーができればと思います。

――黒後選手に。今日の試合は強打だけでなく、軟攻もよく決まっていたと思いますが、意識して取り組んでいるのでしょうか?

黒後:自分の中ではあまり得意ではないのですが、チームの中では大事な1点ですし、その1点が決まるか決まらないかで試合の流れが変わってくるので、そこはこだわって取りにいきたいと思いながら取り組んでいます。

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