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ゲームレポート

2019-03-31 10:27 追加

決勝進出かけた第1戦 ブレイクの鍵握るサーバー F3第1戦はJTがフルセット勝利

SV男子

東レ・梅野のサーブで連続ブレイクポイント期待

東レの攻撃を牽引する梅野。サーブでも期待がかかる

一方の東レは、現在のチームでブレイクできるポイントはセッター梅野がサーブの時。小林敦監督は「前衛にルジェ・アントニン、アウン・トゥと高橋(健太郎)もいて、かなり高さのあるプレイヤーがいるのでブレイクを取りやすい」と見ている。梅野のサーブの時に、5セットで計9点を稼いだ。ただ、2連続ブレイクポイントが2回あったが、あとはブレイク1回で終わっている。ブレイクを1点でも取れただけでも十分かもしれないが、小林監督としてはここでもう少し連続点を稼ぎたいのではないだろうか。

 

東レは本来であれば、セッターのサーブ以上に、安定して相手を崩すジャンプサーブが打てる鈴木悠二、同じくジャンプフローターサーブで安定して相手を崩せる李博が、連続してブレイクを取りやすい。しかし、鈴木はサイドアウト力不足ということで最近はピンチサーバーに回り、李はサーブがやや不調気味なのか、この日はサーブを何度もネットにかけるなどらしくないミスが続いていた。それでも李は試合中にサーブを修正し、第4セットで自身のサーブポイントを含めて3連続得点に結びつけたのはさすがではあったが。

 

第1戦はフルセットの末、JTがものにした。ただ、東レが勝利を手にしてもおかしくはなかった。

 

第2戦、東レが勝利するためにもブレイクポイントをさらに多く重ねたいところ。ブレイクするポイントとして、監督からの期待がかかる梅野だが、ファイナル6の試合で自身がサーバーの時に連続得点が入った際「どこを狙うというよりは、前衛が高いのでまずは入れることを意識した」と当時話していた。勝利を手にするためにも、第1戦以上に梅野のサーブ時が重要になる。梅野がどのようなサーブを打つのかも注目だろう。

写真・文:大塚淳史

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