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会見・コメント

2019-06-09 14:05 追加

ブラジルが日本にストレート勝ち ダルゾット監督「この大会は優勝を目指しながら若手に経験させる」

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ダルゾット監督「ブルーノは次ラウンドから合流」

日本のセッターに関する質問を受け、苦笑いするダルゾット監督

レナン・ダルゾット監督

今日の試合はいろんなプレッシャーを感じながらプレーしていた。本当に今日の勝利は僕らにとって大事な結果になった。この大会はとにかくたくさんのポイントを稼げないといけない形式になっているし、日本は昨日、アルゼンチンに対してストレート勝ちしている。ブラジルは日本にストレート勝ちしたが、厳しい試合だった。試合の要所で、我々は良いバレーができたら勝つことができた。ストレート勝ちしたが、日本は良いプレーをしていたので、それは認めるべきだと思う。

 

――昨日のイラン戦から、ルカレッリ、ルーカス、ウォレス選手といった主力を外した日本戦だったと思うが、今日のスタートメンバーをこう選んだ理由はなんでしょうか。もうひとつ、ブラジル代表は今回のネーションズリーグをどう捉えているでしょうか? 育成の場であるのか、優勝を狙いにいっているのか。

 

ダルゾット監督:2つ目の質問から、ブラジルはどんな大会でもベストを尽くして良い結果、優勝を目指したいという気持ちはある。ただ、ネーションズリーグという大会は、優勝を目指しながら若手選手に経験を与えるというのは目的ではある。今日のメンバーもそうですが、先週のポーランド大会に関しても、できるだけ若い選手が出られる機会を作ってあげたい方針もある。今日の試合も、先週のいくつかの試合も、そういう機会を作るのが大きなポイントでした。こういう大きな大会だと、たくさんのメンバーを使わないとちょっとうまくいかないことがある。これからもブラジルのバレーの将来を考えながら多くのメンバーを使っていきたい。

トスを上げるセッターのフェルナンド。

――ネーションズリーグで若手を使っていきたいということですが、現在起用されているセッターへの評価はいかがでしょうか?(正セッターのブルーノは先週、今週と帯同せず)

 

ダルゾット監督:我々の2人のセッターに関しては、2人とも若いですが、アンダーカテゴリーからずっとブラジル代表に選ばれている。非常に大きな伸びしろがある。昨日のチアゴに関しては途中から入って、試合の展開を変えてくれた。今日のフェルナンドに関しては、安定したトス回しを見せてくれた。2人ともすでに素晴らしいプレーを見せてくれている。ブルーノに関しては次のポルトガル大会から合流することになっている。あと、1人か2人が合流することによって、このチームは完成することになる。この大会に関しては、全員の力に関しては、日本戦ではこのメンバーを起用しましたが、別の試合では違うメンバーを使ったりすることで、チームの体調管理だったりとか、大会の最後まで良い状態でプレーできるように、いろんなメンバーの力を見せながら、良いプレーを見せていきたい。

ブラジル代表の正セッターであるブルーノが参加していない東京ラウンドでは、若手セッターが起用された。この日はフェルナンド(写真右端)が出場

――日本のセッターに関して印象を伺いたいのですが、最初は12番(関田)、途中から2番(深津)が出ました。日本のゲームメイクについてどちらが嫌だったか教えてください。

 

ダルゾット監督:(苦笑い)かなり難しい質問なんですが、2人とも良いトス回しを見せていて、我々のブロックが日本の攻撃を抑えられず困っていた。途中から我々はブロックしづらいので、サーブで攻めるしかなかった。とにかくサーブで攻めて、日本に対してはAパスではなく、とにかくハイボール。ブロックしやすい状況を作らないと厳しい状況になる。そういう展開になったから、もっとサーブで攻めるようにしました。この2人のセッターがどちらが嫌だったかという質問ですが、答えは控えさせてもらうが、2人とも良いトス回しで、日本らしいきれいなバレーを見せていた。これからも2人の成長を期待しています。

 

(取材、写真:大塚淳史)

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