2019-09-22 18:01 追加
「レフトに偏らず、もっとミドルを使えないの?」北沢浩のバレーボール質問箱
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要因は主に2つです。
(I) 決定率が高い選手がレフトに配置されているため →決定率が高い選手がライトに配置されていればライトに集まるといった「人(選手)に依存されている」傾向がある
(II) 自チームが最も攻めやすいゾーンであるため。 →ライトとは異なり、どこからでも目視可能でありトスをあげやすい。 そのため打数も1~2を争う程に多い。
————————————————–
※レフトに偏らないようにするためには
(A) 出口(攻撃可能なゾーン)を常に2つ以上用意する →出口はラリーになるほど少なくなる傾向がある(相手がそのように仕向けてくるのも含め)。その中で出口を確保する意識を持つ。 特にラリーの2本目以降が重要。
例えば、セッター前衛時の2枚のケース。
1本目にレフトで打ったスパイクが返ってきた後の2本目をどうするか。
(1)連続でレフト
(2)MBのブロード
(3)MBのブロードを囮にパイプ
(4)MBのブロードを囮にセッターのツー(スパイクでも可)
(5)MBのBクイックを囮にOHのB中時間差(世界レベルではあまり見ない)
(6)MBのBクイックを入れてOPのバックライト
と、6項目は考えられる。
(B) 相手を気にする(特にラリー中) →1本目は気にしていても、2本目以降のラリーにおいて相手の動きを気にする事も重要。
上記(A)出口を2つ以上確保した中で、相手の動きに注目する(1.-IIと連動)
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以上です。
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写真:FIVB
*プロフィール
北沢浩(きたざわ ひろし) 1985年7月11日生まれ ポジション:セッター
小布施中
岡谷工業
(全国優勝3回・全日本ユースU18)
早稲田大
(全日本インカレ3位・ベストセッター賞)
富士通カワサキレッドスピリッツ
(現在)明治学院大学コーチ。
明学大バレー部の3部優勝、2部昇格を目指しつつ、セッターやチームの指導について日々勉強中。
URL:https://twitter.com/h_hiroshi_i?s=06
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