2024-03-08 15:08 追加
ブラジルのスーパーリーグ、日本代表・松井珠己のマリンガが全員バレーで勝利をつかむ
ブラジルリーグ 松井珠己所属のマリンガが勝利
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![](https://vbm.link/v/wp-content/uploads/2024/03/1saque.jpg)
黄緑のユニフォームがマリンガ。前衛の3人をどう使おうか、考える松井選手(コート中央)
残すところ4試合となり、上位8チームが進出する順々決勝に向けて激しい争いとなっているブラジルのバレーボールスーパーリーグ。12チームがホーム&アウェーで22試合行う。2024年度の日本代表にも選出されたセッター松井珠己選手の所属するウニライフ・マリンガ(以下、マリンガ)は、7勝11敗で8位につけている。
前の試合で連敗を断ち切り、3月6日は7位のバルエリ・バレーボールクラブ(以下、バルエリ)との戦い。バルエリはブラジル女子代表のジョゼ・ギマラエス監督が昨シーズンまで率いていたが、監督と主力選手がトルコのTHYへ移籍し、新しく若手を中心にスタートしたチームだ。昨年11月の開幕後は6連敗と出遅れたが、年が明けると連勝に一転し、順位を上げてきた。昨シーズンはバルエリ8位、マリンガ9位。メンバーの入れ替わりはあったが、今シーズンの1試合目はマリンガ3-2バルエリと、実力伯仲しているチーム同士の対戦だ。
全員の力で逆転勝利
第1セット、マリンガが若干リードしながらゲームは進むが18-18と追いつかれる。ここでブロック部門トップを争っているバルエリのMBネゾが2本ブロック。その後、マリンガのスパイクミスで23-25と1セット取られる。第2セットも1セット目と同じ様な点差のない展開になる。中盤マリンガのリベロがドリブル、トスミスで15-16とリードされる。ここが踏ん張り所と、松井選手がうまく相手のMBの高いブロックをかわしレフトへ速いトスで振ったり、味方のサービスエースも出て25-22と取り返す。第3セットはマリンガが序盤から大きくリードを奪う。中盤、松井選手がサーブに下がり前衛にスパイカーが揃ったところで確実に点を取り、25-15。第4セットは出だしにバルエリのサービスエースなどでリードされる。相手の前衛に高いブロックが揃うと松井選手がツーアタックを落とす。長いラリーの後、マリンガが後方へ押し込んだボールがアウトで12-12。流れがバルエリに行きかけるが、マリンガは後ろからパイプを決め16-13とリードを奪う。終盤マリンガは、ピンチサーバーを送り守備を固めて安定感が増し25-20、セットカウント3-1で勝利した。
この日はマリンガの攻撃陣の動きが良く、前衛3人がそれぞれブロックを引き付け、相手のブロックが大きく割れるケースが多かった。そこに3、4セットは後ろからのパイプも絡め、とても流れのいいゲームだった。逆にバルエリはマリンガのブロックを意識し過ぎたのか、抜こうとしても、ブロックアウトを狙うもアウトになるミスが多かった。
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バルエリ(青のユニフォーム)の197cmネゾに1セット目3本のブロックを決められる。2セット目以降は、マリンガのサイドの頑張りでブロックを両サイドに引き付けて的を絞らせず、1対1でマリンガのMBが奮闘した
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