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ゲームレポート

2019-10-13 22:02 追加

日本、石川安定の活躍でアジア選手権覇者のイランに勝利し、史上初5連勝! 4位以上が確定し、メダルに望みつなぐ W杯2019男子

W杯2019男子 イラン戦の結果

全日本代表 男子

 バレーボールワールドカップ2019男子大会は13日、広島グリーンアリーナで第9戦が行われ、日本は世界ランク8位のイランと対戦。イランは今年9月のアジア選手権で金メダルを獲得。この時は日本との対戦はなかったが、今年6月のネーションズリーグではストレートで敗れていた。しかし、今日の日本は石川が安定した活躍を見せ、福澤も要所での得点で貢献し、イランを3-1(25-16、26-28、25-13、25-21)で下した。日本はワールドカップ史上初の5連勝となり、ポイント3を獲得。最終順位4位以上が確定した。日本の通算成績は7勝2敗。

 日本チームのスターティングメンバーは、
 関田誠大、福澤達哉、高橋健太郎、西田有志、石川祐希、小野寺太志、リベロ・山本智大。
 
 第1セット、石川がフロントレフトのフォーメーションでスタート。立ち上がりから西田、石川などの活躍で4連続得点し、イランがタイムアウトを要求する。その後、マルーフのツーアタック、モジャラドのブロックなどでイランも追い上げるが、福澤のバックアタック、石川のサービスエースなどで9-4と日本が突き放す。中盤も西田の硬軟織り交ぜた攻撃や石川がハイセットをうまく決めるなどで16-11でテクニカルタイムアウトとなる。
 タイム明け直後、石川のサービスエースで17-11、高橋の速攻で18-11としたところでイランは2回目のタイムアウトを要求。その後、石川のバックアタックで20-13とすると、福澤もライトからスパイクを決め、相手のコンビミスもあり、22-14。イランはサーブミスが目立ち、最後はスパイクもアウトになり、25-16で日本がセットを先取した。

 第2セットは一進一退の攻防に。序盤は西田のサービスエースで5-4、関田のブロック、福澤のブロックアウトなども決まり8-5、小野寺もクイックやサービスエースで得点し、10-7と先行する。しかし、イランはマルーフのトス回しが冴え、オポジット・ヤリのスパイクなどで12-10と追い上げる。セット後半はイランのブロックがよくなり、日本の攻撃が次々につかまる展開となり、福澤が止められ、23-23の同点に。デュースが繰り返されるが、最後は西田の攻撃がアウトになり、26-28でセットを失った。

 第3セット、小野寺の速攻で日本が1-0と先行する。イランのヤリも調子が上向き、2本スパイクを決めるが、途中で高橋と交代した山内晶大がサーブで崩し、6-3、西田の連続サービスエースで9-4とする。山内は速攻も決め、福澤のバックアタックで16-8で2回目のテクニカルタイムアウト。その後、アウトと判定された石川のサーブを日本がチャレンジし、サービスエースとなるなど日本のペースで試合が展開する。終盤は2枚替えで入った大竹が2本連続で決めるなど活躍。最後は山内のブロックで25-13で日本がセットを取り返した。

 第4セット序盤は再び競り合いとなるが、8-6と日本が先行する。その後、西田がスパイクを2本決めるも、逆に2本止められ、12-12の同点に。しかし、石川がバックアタックを決めて14-13とすると、西田も決めて、15-14とする。なかなか止められなかったエスファンディアルを石川がブロックすると日本に流れが向き始め、小野寺のブロックや福澤のスパイクで22-19。石川のバックアタック、西田のスパイクが決まり、マッチポイントとすると最後は山内がミドルから決めて25-21で日本が勝利した。

 次戦は14日、現在全勝で首位の世界王者・ブラジルと対戦する。



写真:FIVB

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