2019-10-15 22:28 追加
清水が復活! 西田のサーブも爆発し、カナダにフルセット勝利。石川がベストアウトサイドスパイカー、西田がベストオポジット、ベストサーバーに輝く W杯2019男子
W杯2019男子 カナダ戦の結果
全日本代表 男子
バレーボールワールドカップ2019男子大会は15日、広島グリーンアリーナで最終の第11戦が行われ、日本は世界ランク6位、リオ五輪5位のカナダと対戦。前日4位が確定した日本は福澤達哉と大竹壱青が登録から外れ、清水邦広、久原翼がベンチ入りして試合に臨んだ。
日本は第1セットを失うが、第2セット以降はケガから復帰の清水がチームを引っ張り、久原も攻守で活躍する。第4セットを競り合いに勝てずに落とすが、最終セットは途中出場の西田が連続サービスエースなどで大活躍し、チームを救う。3-2(22-25、25-20、25-23、23-25、15-9)で勝利し、有終の美を飾った。
また、石川祐希がセカンドベストアウトサイドスパイカー、西田有志がベストオポジットに選出された。さらに、西田はサーブランキング1位となり、ベストサーバーとして表彰された。
日本チームのスターティングメンバーは、
藤井直伸、柳田将洋、山内晶大、久原翼、清水邦広、李博、リベロ・古賀太一郎。
第1セット、リベロを除く全員が2mを超えるカナダに対し、日本は大ケガから復帰した清水などメンバーを変えて臨む。お互いにサーブミスの目立つ展開になるが、カナダは要所でマー、バーノンらがスパイクを決め、常に先行する。セット後半、日本は西田有志と石川祐希を投入し、反撃を試みる。西田がサーブで崩すも、相手の攻撃を止められず、最後は石川のサーブミスで22-25でセットを失った。
第2セット、メンバーをスタート時に戻す。清水がライトからスパイクを決め、柳田のバックアタックも決まり、相手のコンビミスで3-0と先行。久原がブロックアウトでスパイクを決め、李のBクイックなどもきまり、8-4でテクニカルタイムアウト。中盤は柳田の攻撃が当たりだし、サービスエースも飛び出す。清水が勝負どころで巧さのある攻撃を見せてチームを支え、16-10とリードを保つ。終盤も清水がチームを支え、このセットも石川、西田が途中出場し、活躍。最後は清水のサービスエースで25-20でセットを取り返した。
第3セット序盤、0-4とカナダに先行されるが、清水に加え、久々の出場となった久原が攻守で活躍。中盤は一進一退の競り合いになるが、清水のサービスエースで14-14、久原もバックアタックを2本決めるなどで、18-17とする。清水がバックライトから決めて23-21となったところで石川、西田、関田を同時に投入。最後はカナダのサーブミスで25-23で日本がセットを連取した。
第4セットも同じメンバーでスタート。カナダはミスが目立ち、タッチネットが2回続いた後、藤井のサービスエースで7-5とすると、交代で入ったバーンズの攻撃がアウトになり、8-5と日本が先行する。テクニカルタイムアウト明けに柳田がバーノンをブロックし、9-5とリードするが、徐々に追い上げられる。この試合のベストスコアラーとなった清水が硬軟織り交ぜた攻撃で踏ん張り、山内もクイックを決めて16-15とする。
柳田のスパイクが決まらず、16-18となったところで日本はタイムアウトを要求。その柳田がサーブで崩し、18-18と再び同点になったところでカナダもタイムアウトをとる。清水がクロスにスパイクを決めて21-21、古賀の好ディグから久原が決めて22-21とするが、カナダに連続ポイントされ、22-23となったところで石川、西田、関田を投入。しかし、カナダの攻撃は止まらず、23-25でセットを落とし、試合はフルセットにもつれこむ。
第5セットも大接戦となり、李や藤井のブロックポイントも出る一方で、カナダはマーらが活躍し、7-8でコートチェンジとなる。日本は途中出場の西田が連続サービスエースで活躍し、11-9。山内がブロックを決め、12-9。最後は西田の衝撃的ともいえるサービスエースが再び連続で出て、15-9で一気に連続得点して勝利した。
日本はメダルを逃し、1991年と並ぶ4位という成績で終了したが、8勝は史上最多となった。
【最終順位】
1位:ブラジル
2位:ポーランド
3位:アメリカ
4位:日本
5位:アルゼンチン
6位:ロシア
7位:イタリア
8位:イラン
9位:カナダ
10位:エジプト
11位:オーストラリア
12位:チュニジア
写真:FIVB
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