2019-10-30 19:13 追加
今季初勝利のNEC・古賀紗理那「点を取ることにフォーカスしたい」日立・佐藤美弥「経験の重みを感じています」
SV女子
■日立リヴァーレ
●芳賀舞波主将
NECさんはパスを入れてミドルから攻撃を展開するチーム。それをさせないためにサーブで攻めてコンビで切り返す展開にしたかったのですが、むしろ相手にこちらの思っていたことをやられてしまったという印象です。
●佐藤美弥選手
今季初めてスタートから試合に出たのですが、チームのリズムにうまくフィットできていない部分とか、みんなを迷わせてしまった部分が大きかったのかなと感じています。終盤の勝負どころ、競った場面で点数を取れなかった、勝ちきれなかった。どういう状況になっても…今の自分でどこまで勝負できるか(突き詰めたい)。明日しっかり立て直して戦いたいなと思います。
●長内美和子選手
私も今日が初めてのスタートからの出場でした。相手セッターの身長も低くてその上から打てる場面もあったんですけど、ムキに打ってしまって決まらないという状況もありました。3セット目、リードしていても自分たちのミスで相手に流れを渡してしまいました。昨シーズンからの課題である「大事な場面で決めきる」こと。そういう場面の再修正をしっかりやっていかないといけないなと思いました。
――芳賀主将に。今シーズンからキャプテンです。指名された時はどんな心境でしたか?
芳賀:任せてもらったからには自分にできることをやるしかないと思いました。昨年のミヤさん(佐藤美弥)からカラーは変わってくると思うんですけど、チームのために自分なりにやってみようという気持ちでした。
――どのようなカラーになるのでしょうか?
芳賀:私は黙って引っ張っていけるタイプではないので、しっかりコミュニーケーションを取るために積極的に話しかけるスタイルでやっていきたいと思っています。
――プレーヤーとしての目標も教えてください。
芳賀:今シーズン多治見(麻子)監督が来てくださいました。現役時代のポジション、ミドルの動きについて教えてくださっています。今シーズンは幅を使った攻撃を展開していきたいなと思っています。機動力のあるミドルになれるように頑張りたいです。
――佐藤選手に。代表のメインセッターとして活躍されました。自分の中で意識や視点が変わる部分もあったのではないかと思います。チームに戻ってきて日立リヴァーレの課題や良い部分など気がついたことはありますか?
佐藤:自分は代表に行かせていただいたので、今シーズンが始まってからしばらくの間チームにはいませんでした。夏場にチームがやってきたことがリーグの土台になると思うので、まずはそこを理解したいと思います。チームに自分がはまっていくことにプラスアルファして経験を反映させなければいけないなと思っています。
代表とはまた違うバレーになります。(戻ってきたら)リズムであったり、チームとして出来上がっていたので…なんと言ったらいいのかな。みんなすごいな、というか(笑)。去年と変化を感じた部分は多かったです。
――周囲からの視線も違ってくると思いますが、意識する部分はありますか?
佐藤:たくさんの方が声をかけてくださって、あらためて自分が代表の経験をさせていただいた重みというのを感じています。
ただ、大会(ワールドカップ)で勝負しきれなかった自分がいたので…そういう注目であったり応援であったりを力に変えて、経験をさせていただいた責任というものをプレーの面で成長していくことで形にしたいなと思っています。
――リーグの中で佐藤美弥のここを見てほしい、という部分はありますか?
佐藤:若い選手がたくさんいる中でチーム最年長になりました。セッターでもありますし、若手の良いところをつなぐ重要な役割にいるのかなと思っています。
チームに良いリズムを産む。そこを自分の長所として貫きたいです。
(プレーの面では)ワールドカップで課題に上がったディフェンスですとか、今までの自分の配球のパターンもしっかり発揮できるように修正してもっと幅の広い選手になりたいです。
――課題に上がったディフェンスとは?
佐藤:ブロック、ディグですね。
――今日はどのセットも競っていたと思います。特に3セット目は中盤まで完全に日立の流れでした。あのセットを振り返ってどう感じていますか?
佐藤:芳賀も言っていましたけど、サーブで攻めきれず向こうがいいテンポで切り返してきてしまった。こちらがしっかりサイドアウトを一本で切ることができれば競る展開にはならなかったのかなと思います。パスが返っているシーンだったのでなおさらですね。
――長内選手に。国体でもプレーされていましたので、開幕からのスタメンを予想していました。コンディションなどは?
長内:コンディションは問題ないです。
――今シーズン、リーグではどういったプレー注目してもらいたいですか?
長内:ブロックが2枚ついた時に決めきれないということが代表でもあったので、リーグではそういうところを課題として克服していきたいです。ブロックが2枚ついてもハイセットなどで決め切る。そういうところを注目していただけたらと思います。
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