2019-11-23 11:43 追加
ダークホースから本命へ ジェイテクトが快進撃 西田有志「(ガッツポーズは)ダサいけどあいつ面白い」と思ってもらえれば
V1リーグ 男子
全国区人気の西田が感じる使命感

開幕戦の試合後会見。左から浅野博亮、伏見大和、マテイ・カジースキ、通訳、西田有志。
ワールドカップでの活躍で今や西田は全国区の人気になっている。今や試合会場には西田見たさで集まったファンが明らかに増えた。
西田に高まる人気、周囲の期待、Vリーグをどう盛り上げいきたいかを聞いてみたところ、熱く、そして周囲を笑わせてくれながら答えてくれた。ほぼ削らずに掲載する。
「今回ワールドカップで少しで結果を残せたというか、自分たちが少し戦える姿を見せたから、Vリーグも盛り上がったのかもしれない。それが勝ってなかったら、こうなかったかもしれない。去年より遙かに人数が違いますし、正直やっと試合している感じになりました。代表で活躍した石川さん、柳田さん、福澤さんと海外でプレーする中で、自分がVリーグ残ってる中で皆から言われたのが『お前が盛り上げろよ』と言われた。だから、自分ができることを全てやりたいですし、全日本じゃないから見に行かないじゃなくて、Vリーグでも面白いという風に捉えるにはどうしたらいいか考える。
そうなったときに、全てに対しての責任感を感じる。イージーボールを落とすとか、上がっているボールを追わないとか自分の中ではそれが絶対嫌。ワールドカップから思っているが、壁に突っ込んでけがしようが、落とさなければ失点ではないし。それくらい自分が身を挺して、やるっていうことが、バレーボールでもあるんだというのを認識してもらわないとダメだなと思う。多分、皆、人間味、人と人がけんかするのが好きだと思うので、サッカーだったらフィジカル同士の戦いがある。バレーボールは唯一、守られている競技だと思う。少なくとも、人じゃ無くてもせめて物とぶつかるというかそれくらいのモチベーションを持ってやっている。
そのなかで人が熱くなることをやりたいですし。自分がもっと盛り上がることをやりたい。そんな、喜び方が特徴的だと思うんですけど、自分でもやっててダサいなとは思うんですけど、周りの人も『あいつだせーなでもやっぱあいつ面白いな』とくらいの感じのことを思ってもらえば、ジェイテクトを筆頭にVリーグを盛り上げたいと思う」

高い決定力を発揮している西田有志。
もはやダークホースではなく、優勝候補の一角になったジェイテクト。最後に浅野の言葉で締めたい。開幕戦勝利の後、やっていて楽しんではと尋ねた。
「死ぬほど楽しいですよ。ジェイテクト史上最高だと思います。ただ、モンスターがいる中に一般人が2人いるんで。自分とセッターが2人。ディグしっかり返さないとって。自分がちゃんと返せさえすれば絶対勝てるんだ。あとは、このチームが勝つことでバレー人気が上がっていく、リーグの人気も上がっていくと思う。使命感はあります」
(取材・写真:大塚淳史)
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