2020-03-08 12:05 追加
パナソニック川村慎二監督「混乱した状況の中、選手は本当に頑張ってくれて感謝している」清水邦広「悔しいの一言。僕の力不足です」
パナソニック記者会見
SV男子
2019-20V.LEAGUE DIVISION1男子
2/29ファイナル パナソニックパンサーズ2-3ジェイテクトSTINGS 試合後記者会見
■パナソニックパンサーズ
●深津英臣主将
まずは、こういう環境の中で我々パンサーズはベストを尽くした。メダルの色が満足いく結果ではなかったですけど、しっかりと戦ってもう一度てっぺんを目指したい。
試合内容に関しては、ジェイテクトさんが最後までチームの武器であるいいサーブを打ってきたのが、我々もなかなか我慢できないところがあった。リードしても逆転された。
ジェイテクトさんが今シーズンは上だった。
●清水邦広
今日の試合は僕の力不足。試合に関しては本当に悔しいの一言です。これで終わったわけではありませんし、これから強くなるように、努力することがパンサーズにとって必要。この負けを糧に次を見据えてやって行きたい。
●久原翼
負けてしまうということは相手の方が強かった。自分としても最後何も仕事ができなかった。この悔しさをもっと高いレベルの次のステージに活かしたい。
●大竹壱青
ベストを尽くしたが、負けてしまったのは悔しい。またチャレンジしたい。
最後の最後に決めきれなかった自分の不甲斐なさが響いた。
――こういう状況の中での戦い方の難しさ。たくさんのファンもこの場に来て一緒に戦いたかったと思いますが、そういう方に対してのメッセージを。
深津:もちろん会場にきていただいてたくさん応援していただくことが我々の後押しになりますが、それが無観客になったことによって力が出せなかったわけではない。相手も同じ条件。それは気にしてない。パンサーズのファン、ジェイテクトのファン、バレーボールのファンの皆さんが会場に来れなかったけれど、試合ができたことは感謝したい。試合ができたのはそういった理解があってのこと。
我々はいい試合ができて少しでも恩返しができた。
清水:日本も世界も厳しい状況の中で、僕たちはテレビを見てくれるひとたちに元気づけることができたと思います。試合が負けましたけど、(勇気づけるような内容の試合が)できたと思います。日本を元気づけることが必要。もっともっと気迫の入った試合をやっていきたい。
久原:コメントしづらい。この試合だけでなく、どんな試合でもファンのみなさんが熱い応援してくれたおかげで勝てた試合もあった。これからももっともっと応援されるような試合をしたい。
大竹:今年のリーグを通してファンのバックアップは力になりました。今日こういう環境で、応援の言葉はツイッターでもたくさんみた。決勝でこういう戦いができたので、いい試合ができたなと思います。
――深津さんに。ジェイテクトのサーブなんですけど、レギュラーラウンドでは勝った試合では封じられていたと思いますが。ジェイテクトのサーブを発揮させてしまったのか。
深津:ジェイテクトさんは初優勝を狙うということで気持ちが強かった。気持ちの面では僕らも負けてなかったと思う。西田選手に関して言えば、皆さんも御存知のように世界一のサーブ賞をとったので世界一のサーバーと証明された中で、返せればいいんですけど、世界一のサーブはある程度のリスクをおってコースを絞ってレシーブを動かないといけない。そんな中でもジェイテクトさんはいいサーブをうち続けてきた。今までのリーグ戦で3戦やって、相手のサーブが良かったときはストレートで負けています。そのサーブが今日は入ったなかでもフルセットに持ち込むことができた。こちらも対策ができた。そういう評価です。
――深津さんに。1セット目は深津選手や山内さんでカジースキ選手を崩してブレイクが取れたが、2セット目以降はなかなかとれなかったのは。
深津:2セット目からパスを返されてしまったことに関して、試合前からカジースキ選手にプレッシャーを掛けていこうとしていました。
1セット目はカジースキ選手の感覚がさほど良くなかった。それでも2セット目から立ち直された。修正してきた。それはパスの精度とか面の角度とかかえて、自分の経験で修正してきたなと。そこでもう一個上のサーブが打てばよかったんですけど、打てずに返されてしまいました。スパイクも好きなように決められてしまった。
――ちょっとパナソニックらしくないミスも見えたが。1週空いてしまった影響について。
深津:1週空いていたのは、もちろん相手よりはコンディションもいい状態に持っていけたはずだし、戦術的に
明らかにこちらのほうが有利だったにもかかわらず2セット目から流れを作れなかったのは、おそらくセカンドボールでもっといい選択ができたんじゃないか。
5セット目もセカンドボールで相手コートに返してしまったりとか、そういう細かいミスがあった。
うちは大きな大砲がいるというよりは自分たちのバレーをしなければならない。自分らしいバレーが2セット目以降できなかったと思います。
――久原選手に。西田選手とマッチアップする場面がありましたが、うしろでも捕まえられなくて。どういう対策をやろうとして、なかなかはまらなかったのはどういう理由か。
久原:もちろん彼の能力が素晴らしいのはわかっていました。まずは正面にボールを取るということを最初はやっていました。
ジャンプ力もあるので上から行かれたのも多くてそれは仕方ないとして、もっと乱れたボールに対しての意識がよくなかった面が大きかったので、そこはすごく反省している。これからもっともっと高い相手に戦っていくなか、でこまかい位置取り、レセプションの安定だったり、ディフェンスとかを自分の課題としたい。
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