2020-06-13 20:15 追加
サフィルヴァ北海道、練習を再開 2019-20 V3シーズン最終戦実施の北ガスアリーナ札幌46で
新シーズンに向け練習開始
V2/V3 男子
2019-20シーズン、V.LEAGUE DIVISION3 MEN(V3男子)3位のサフィルヴァ北海道は、13日、札幌市中央区の北ガスアリーナ札幌46で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い休止していたチーム練習を開始した。2019-20シーズンに出場した選手の多くが一堂に会し、約1時間半、ボールを使用しての練習をおこなった。

練習終了後、ソーシャルディスタンスに配慮しての集合写真
V3男子は2月16日が最終戦であり、全日程を消化することが出来た。しかし、その後の新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、V.LEAGUEはV1男子ファイナルが無観客開催となり、V2男子の後半2週とチャレンジマッチが中止となった。各チームにおいては、感染防止対策のため練習施設が使用できず、練習の出来ない時期が長期間続いた。
この日体育館に集まったサフィルヴァ北海道の選手たちは、3ヶ月以上体育館での練習が出来なかったのは、バレーボールを始めて以来、今までなかったことだ、と口を揃えていた。体育館での活動のみならず、チームとしての活動自体がほとんど出来なかった。練習に使用している学校周辺の清掃など「密」を避けて出来る活動や、オンラインでのチーム広報活動としてのインスタライブやオンラインサロン(4月開始)はおこなわれていたが、バレーボールをするためにチームが集まるのは久しぶりである。

練習再開に笑顔があふれる(左:#2神園時選手、右:#6阿部誠樹選手)
北ガスアリーナ札幌46は、緊急事態宣言解除を受けて、6月2日より専用利用のみ再開されている。利用の際、体育館全体での収容人数を100名以下とすることが条件である。
サフィルヴァ北海道は、利用条件をクリアしたうえで、事前に使用するボールをすべて消毒するなど感染拡大防止のための対策を取りながら、また、怪我防止のため練習の強度に気を配りながら、久しぶりの練習をおこなった。
練習に取り組むどの選手の表情にも、バレーボールができる喜びが溢れ、多くの選手の第一声が「楽しかった」「ほっとした」であった。

「館内に100人以内」を守りながらの練習 ジュニアチーム(右)も同時に
新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言は5月25日に解除されたが、これまでサフィルヴァ北海道が比較的多く練習に使用している大学は引き続き入構を制限されている。また、現時点で札幌市内の公立学校の開放事業も中止されているなど、練習場所の確保には引き続き困難が続く。
現時点で、2020-21シーズンのV.LEAGUEの開催日程に関しては、編成会議を繰り返し調整中だが、開幕タイミングについては、2019-20シーズン(11月開幕)と大差ないか、むしろ早まる可能性が高い。これはすべてのチームに共通しているが、練習中断時期が長く、練習開始時期が遅くなった分、急ピッチでのチーム構築が求められる状況である。
サフィルヴァは今後、自身2シーズン目のV.LEAGUE開幕に向け、可能な限り練習場所を確保しつつ、急ぎチームの体制を整えていくとしている。5月末まで応募を受け付けていたセレクションについては、6月下旬に実施し、7月にはチームの新体制を発表する方針である。
文・写真 出口季里
(次ページ:練習再開初日フォトギャラリー)
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