2020-10-21 17:10 追加
パナソニック・山内晶大インタビュー「”負けに不思議の負け無し”を痛感した昨シーズンでした」
山内晶大インタビュー
V1リーグ 男子
バレーボール日本代表でパナソニックパンサーズに所属する山内晶大選手にお話を伺った。準優勝に終わった2019-20シーズンのファイナルについてや、自粛生活のこと、代表についてなど。(取材日は4月)
――ファイナルを振り返って。
山内晶大(以下山内):無観客試合ということで最初は違和感を感じていましたが、やっていくうちに慣れてきました。やっぱり(観客が)いた方がいいなと思いました。モチベーション的にも、「見られている」ことや「応援されている」ことが、やっぱりいかに重要か、ファンの力がいかに偉大かということに気づかされた試合でした。相手というよりも僕ら自身の問題の方が大きかったかなと思います。
――それはたとえばどんなことでしょう?
山内:西田有志選手とか(マテイ)カジースキ選手も高いパフォーマンスでしたが、僕らはいつも通りで、もう少しパフォーマンスが高いプレーができていれば、もう少し試合展開も変わったのかなと思う面があります。
――山内選手が試合後にSNSで「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」と投稿されていましたね。
山内::楽天(プロ野球)の野村(克也)元監督の言葉で、実際に自分も感じた言葉でした。勝った時は普通に「勝っちゃった」ということもありますよね。特に去年の名古屋大会の対JT戦(※2018-2019ファイナル1戦目3-2で勝利)は、僕らは全然いいプレーがなく、思い通りのプレーができなくて、勝ったんですけれどあのときは「なぜか勝っちゃった」。こういうのは「不思議の勝ち」ですが、負けた時ってやっぱり不思議と負けたということは絶対なくて、何かしら自分たちに要因・敗因があるから負けるというのを改めて思いました。
2018/19のファイナル1戦目のJT戦のときは「なぜか勝っちゃった」というのは深く考えなかったんですが、今回のジェイテクトとのファイナルで「負けに不思議の負けなし」をより一層感じました。
――今はどのような生活をしていますか(取材は4月)。
山内:今は基本的に家とかでできること、トレーニングをやったりしています。
――石川選手はペットボトルに水を入れてトレーニングをしているようなことを言っていましたが、どんなトレーニングをされていますか
山内:代表合宿が途中で打ち切りになって、大阪に帰ってきてすぐにダンベル、腹筋ローラーやストレッチマットなどを買いました。体幹や自重系の腕立て伏せは何(の器具)も無しでできますけれども、レパートリーとして毎日同じになってしまうので、いろいろな器具を買ってトレーニングをしています。
――チームのトレーナーからの指示はあるのでしょうか。
山内:自分なりに、代表合宿中に行っていたものなど、今までのメニューを参考にやっています。
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