2020-10-27 16:52 追加
久光・アキンラデウォ フォルケ「またチームメイトと一緒にプレーができることをとても嬉しく思っています」 日立・多治見麻子監督「相手のやりたいようにやられてしまった」 V1女子会見
SV女子
■日立リヴァーレ
●雑賀恵斗選手
今までやってきたことを思いきり出して先週は2連勝しましたが、今日の試合は相手にも対策されていて、自分たちの思うようなバレーができていませんでした。来週につなげられるようにしていきたいです。
●オクム大庭冬美ハウィ選手
先週と違って、相手のプッシュだったり、弱いボールに多く点数を取られてしまいました。やりたい攻撃を出しきれないまま終わってしまった感じです。自分たちの流れを作れない中で、どう切り替えてやっていくかを課題にして来週は戦いたい思います。
●長内美和子選手
強打のボールは(レシーブで)上がっていると思うのですが、緩いボールへの精度だったり、そういうところで自分たちのやりたいバレーにつながっていないことが今日の敗因だと思います。次の試合に向けて、そこを修正してやっていきたいと思います。
●芳賀舞波主将
高いブロックに対して、こちらから仕掛ける攻撃、ですね。最初は止められることも多かったですが、中盤からはサイドの選手もうまく利用して打っていた点は良かったと思います。相手の緩急をつけた攻めで、穴に落とされてしまった印象があります。そういうボールを上げて、コンビを組めるパスを入れてこそ、リヴァーレの良さが活かせていけるので、そこを修正して来週の試合に備えたいと思います。
――オクム選手に。先週の活躍がありましたが、今週、相手に止められたことは?
オクム:(先週は)前だけじゃなくバックからでも結構点数を取れていて、そこで自分のリズムが作れていました。前衛でも2段トスなどを打ちきれていたと思うのですが、今日はバックの時に相手のレフトに狙われてパスを返せず、攻撃にも入れず、コンビも組めない感じになってしまって。自分もチームもリズムができないままで試合が進んでしまった感じがありました。バックでレシーブや攻撃ができていたら、自分のリズムができて、チームの勝利にも貢献できたのかなと思います。
――雑賀選手に。思うようにいかなかった点は?
雑賀:自分たちがやりたいコンビに対してブロックで対応されたり、レシーブで崩されてコンビが組めないという状況にされて、ハイセットで持っていくしかなかったというのが多くありました。自分たちのやりたいようなコンビバレーができていなかったです。
――相手セッターのトスワークについての印象は?
雑賀:Aパスの時は久光さんの一番強いところから攻めたり、うまく回された印象です。
――対応もされ、敗戦となりましたが、長内選手は先週より気持ちよく打てているようにも感じました。今日の手応えは?
長内:今日の狙いとして、相手セッターの井上選手のところを攻められたらいいなと思っていたので、個人としてはそこが上手くいって、自分のリズムで攻撃ができたかなと思います。
――アキンラデウォ選手の印象は?
雑賀:ミドルを多く使っていこうと思っていたのですが、ワイドに回しても結構ブロックについてきたりとか…。「うわっ!」って思いました。
長内:レシーブからの攻撃で3枚の時などにCワイドを回ってきたりとか。攻撃が速いし、高いし。横の動きがとても速いので、ブロックが完成する前にスパイクを打とうという気持ちでやっていました。
●多治見麻子監督
先週もそうでしたが、自分たちの失点がすごく多いので、そういうところを減らしていかないと。今日も大事なところで自分たちのミスが多かったです。久光さんは「自分たちがやりたいことをやらせないバレー」をしてきたので、それに対してどう対応していくのかということ。先週、今週でリーグに初めて出る選手がそれを経験して、次の試合に活かしていければと思います。
――やりたいことをやらせないとは、サーブで狙われたり、相手セッターのトス回しの部分でしょうか?
多治見:先週、オクムが点数を取ったということもあり、1本目のところでレシーブを崩したりとか。そういうところでリズムに乗らせなかったりですね。うちは(傾向として)アウトサイドの打数が多くなってしまうので、初めから2枚ブロックをつけていたり。こちらはアキンラデウォ選手についたところでレフトに持っていかれて相手サイドを1枚にしてしまったり、向こうのやりたいようにやられてしまったところがあります。駆け引きは久光さんの方が上だったと思います。
――サイド陣の評価を。
多治見:オクム、上坂(瑠子)、長内の3人をうまく使っていきたいですね。オクムはハイセットを打ち切れるというのが強みで、ディグも今シーズン力を入れて取り組んで、成長してきています。今日はオクムの処理ではなく、ブロックとディグの関係の中で崩壊してしまったというか。久光さんは軟打でもいやらしいところに返してくるので、そういうところにしっかり対応できなかったというのがあります。この3人を相手の相性を見て、上手く使っていきたいと思っています。
撮影 堀江丈
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